「もはや完全にホラーではなくなった」ハッピー・デス・デイ 2U バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
もはや完全にホラーではなくなった
でもやっぱり面白い
今回の始まりはカーターのルームメートが車の中で目を覚ますシーンから、なるほど前回のラストから自然な繋がり、
このカーターとライアン、科学クラブ(つまりカースト下位)のメンバーで巨大な謎の装置やら薬品の並んだ実験室が、やたら出てくる、わくわくが、止まらねぇ!
アメコミ脳の自分は「ここで、クモに噛まれるか、薬品を浴びるかしてスーパーパワーに目覚め…」などと期待に胸膨らませるのですが、出てくるのは殺人鬼、こんどはライアンがループしはじめる
でも今回はすぐさまツリーが気づいてくれてさっそく犯人さがしをはじめる、数多の月曜日をくぐり抜けてきた頼もしいツリーもいて簡単に殺人鬼拘束、しかしその正体はなんと平行次元からやってきたもう一人のライアンだった!
映画の中で「バックトゥーザフューチャー」や「インセプション」への言及があり、今回SFとのジャンルミックスだということを匂わせますが、このシーンで自分はCUBE2を連想します(腕時計コレクターいたよね)
そして同時に自分の中で前作を越えた瞬間でもあります、とてつもない良作の予感
そして何やかんやで19日のツリー、18日に戻されるwここめちゃくちゃ好きなシーン、こういう演技のできる若い(綺麗な)女優さんて最近いないよなぁ、脳内でゴジラのテーマが流れ出しました(笑)
さて戻された18日は元の次元とは微妙に違う、ツリーにとってはifの世界
恋人か母親か、究極の選択を迫られる
訣別を心に決めたツリーが母親とレストランで話すシーンはちょっと泣きそうになる、ずっとコメディ路線できてそれは狡いわ、
医者と不倫しているロリに言葉をかける所もいい、かつての自分にそう言えるようになったてことだもんね
最後の最後にニック・フューリーぽい政府機関の人が迎えにくるオチも何もかもが大好物でした