「もはや宇宙人(人間離れしすぎ)」名探偵コナン 紺青の拳(フィスト) 奈良優輝さんの映画レビュー(感想・評価)
もはや宇宙人(人間離れしすぎ)
劇場版第23弾である『名探偵コナン 紺青の拳』は、昨年の『ゼロの執行人』と比べると内容が薄くもの足りなさがあったのではないかと思います。『ゼロの執行人』と比べなければ満点ですね。なんでもありの漫画の世界なのでそこは、高く評価することにします。
まず、映画を最初に鑑賞して思ったことは、この作品は、間違えなく推理系ではなくドラゴンボールなどの格闘系漫画なのかと思ってしまうぐらいです。京極真の謎のオーラは、まさに孫悟空の界王拳(スーパーサイヤ人ゴットにも見えます。)のようにもみえる。京極真宇宙人説は、あり得るのではないでしょうか?(笑)
最後の方のシーンで「マリーナベイ・サンズ」の約200mくらいの高さがある屋上デッキが本物の船のように海に落下しても普通にみんな生きている自体異常だと思いました。その人たちは、人間ではなくもはや宇宙人だと思いました。(笑) 内容的には、この部分が個人的に面白かったと思います。最近のコナンは、非現実的になってきたように思えます。いつも思うのですがコナン作品は、ツッコミどころ満載です。
残念なところは、コナンらしさが少し欠けていたと思います。個人的には、もう少し『ゼロの執行人』の要素を取り入れていればおもしくなっていたと思います。あと、いつもの登場キャラクターが少なかったこともあり、笑えるところがあまりなかったと思います。
今回の作品は、酷評や差別が多かったとように思います。本来この場(映画.com)は、作品を評価し合う場です。一部のユーザーには、使い方を勘違いしないでいただきたいです。
今作の脚本家の方は、ミステリーを得意とする人なので今後の活躍に期待したいです。
来年のコナン映画は、シリーズ屈指の人気を誇る「赤井秀一」がメインの作品だと思われます。今度こそ興行収入100億円が取れる作品だと信じて期待したいですね。