劇場公開日 2019年4月12日

  • 予告編を見る

「完成形に近づいた」名探偵コナン 紺青の拳(フィスト) nyamさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5完成形に近づいた

2019年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

シリーズ全部見てます。
こだま監督が築き上げて、そこから手を変え品を変えとしてマンネリ脱却に静野さんが来て興行収入をあげましたが、その時代がかなりコナンファンとしてはつらい時代でした。
コナンでは無くても良い、爆発すればいい…そういう作りがしんどかった。
青山先生が介入をよりするようになって、だんだんと興行収入もあがり、静野時代が終わりをつげた去年の立川コナン。
静かな構成なのでエンタメ映画としては物足りないのですが可能性を感じ今年、飽きることの無い青山先生の目指してきたエンタメ映画が出来上がったような気がしました。
とにかく小ネタ含めて原作ファン(まじ快含む)を喜ばせたり、納得させたりするネタが多い。
キャラクターがまるで原作のように動く、といったら今まではどうだったんだって話ですが、今までは「青山パート」と「その他のパート」でキャラがのブレが多かったんです。
今回はそれが一切無くて、ずっと原作のキャラが動いている感じがします。
多分そんなに見ない人は「ライトでも見れる~」とか思いそうですし「去年の刑事要素みたいなのがない」とか思うかもしれません。

ですが確実に言える。これは原作を愛してきた人に見てほしい。
蘭ちゃんが、ちゃんと蘭ちゃんです。原作の嫌味の無い強い女。
そして園子…!最高ですよ!
キッド映画というよりまじ快映画みたいな感じもありますが、世紀末を除くと一番って人も多いと思います。
コナンはトリックとエンタメ、そしてラブストーリーとコメディ。これが無いとダメなんです。
今回はちゃんと揃ってます。多分この監督は続投されると思います。
作画は過去一番いいし、この流れが続いていくことを願います。

コメントする
nyam