「推理…してないなぁ」名探偵コナン 紺青の拳(フィスト) sa-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
推理…してないなぁ
タイトル通りです。
映画なので派手さは欲しいですが…本当に近年のコナン映画はアクション特化というかオンリーですね。
画は綺麗。初海外の気合いの入れようを随所に感じました。
でも、地味でした。爆破演出をすれば派手になると思わないで欲しい。
というか、あれテロだよね?
阻止するならまだしももうダイハード状態。
何で最終的に一緒になって破壊行動するの。
推理らしい推理なし。二時間のサスペンス劇場でももう少し捻るレベル。あまりにも推理パートがお粗末でした。
キッドとコナンは好敵手というか随分仲良くなりましたね…という印象。
個人的には、初期の適度な距離感のある探偵と怪盗という関係が好きでした。
共闘はいいけど、、もっと熱い展開というか動機が弱すぎて仲良しの印象しか残らなかったです。
あと、理由はあれどコナンは犯罪者の片棒は担いでほしくなかったなぁ。。あの時点ではどう見てもキッドに非があり。京極さんは至極真っ当な理由で戦ってきますから。
ただ、京極さんも途中からドラゴンボール観に来たのかと思う演出…。(あれ、必要ですか?)
思わずシリアス?な戦闘シーンでこっちは笑いをこらえるのに必死でした。
それに、怪我をしてる恋人を背負ってに戦うとか何事。更に危険に晒してるとしか見えませんでした。(園子が振り回されて怖がってるのが本当に真っ当な反応かと)
全体を通して園子が1番、視聴者側の反応してくれたのでこの映画の中の良心でした。
可愛い、高校生だなぁと好感度がとても上がりました。
あと、やっとカップルになった事が嬉しい気持ちの溢れてる蘭ちゃんは何だか新鮮です。(いつも映画では特に寂しそうなシーンがありましたから)
ここ数年、TVシリーズを見ておらず、映画のみ追いかけてましたが…去年の爆発的キャラ人気の流れがこれから暫く続くのですか、と思わずにはいられませんでした。特に来年の予告で。