「「ありえた未来」に思いを馳せる」パラレルワールド・シアター 華さんの映画レビュー(感想・評価)
「ありえた未来」に思いを馳せる
試写会で拝見しました。
本編と劇中劇の交差がおもしろいなあと思って観ていたのですが、最後にその劇中劇が持つ意味が一気に襲ってきました。
ただでさえその前の展開で「うわっ」と思っていたところにしんどさが畳みかけてきました。
小劇場や劇団のことについては詳しくないのですが、「あるある」が多いようなので、界隈の方々が観ればその点も楽しめるのではないでしょうか。
私はファン目線でしんどさを感じておりました。
「ありえた未来」に思いを馳せ、自分にとってそれはもう何も叶わないつらさや虚しさを噛みしめました。
そして、アラサーになって夢を追うことの難しさを突き付けられました。
だからこそ夢を追っている人たち・実現している人たち・したいことをしている人たちに感じる憧れや輝きが一層増したように思います。
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