「藤沢ハードボイルド」闇の歯車 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
藤沢ハードボイルド
クリックして本文を読む
時代劇専門チャンネル開局20周年記念作品。
関西テレビの深夜放送を録画して鑑賞。
原作は未読です。
藤沢周平作品にしては珍しいクライム・サスペンスをドラマ化。地上波では最近殆ど見掛けなくなった本格時代劇にしびれました。出演陣がめっちゃ濃い。安定の橋爪功を初め演技派・実力派の雄が集結して、ハードボイルドな物語を彩りました。
逢魔が時の完全犯罪を目論む5人の男たちが辿った運命に無情を感じました。理不尽な世の中に反抗し、上手く行かない人生にけりをつけようと犯罪に活路を見出そうとした者たちの滅びの物語―。こう云うの好きなんですよねぇ〜。アメリカン・ニュー・シネマの趣きがありました。ラストシーンなんか「明日に向かって撃て!」みたいでグッと来ました。
コメントする