「仏の顔も「4度」まで?」クロノス・ジョウンターの伝説 LittleTitanさんの映画レビュー(感想・評価)
仏の顔も「4度」まで?
SF好きの心を擽る設定。ただ、2人の時間的距離がどんどん開く事が確定するだけで、折角の設定をラブストーリーに活かしきれていない印象。4度説得しないと理解できないヒロインも愚鈍にみえる。ラストもイメージ映像なのか、設定上無理っぽいけど、再開できたという演出なのか有耶無耶なのも狡い。
鬼滅で時の人になった下野紘さんの熱演や、ブレイク直前の井桁弘恵さんの初々しさがフィルムに残っているのは貴重かも。
本作で一番気になったのが、科学者にやたら白衣着させている事。実験で化学薬品を多様する分野では確かに白衣を着るが、理系の大学で働いていても、白衣の研究者は殆ど見かけない。取材で白衣の着用を強要される事から、科学者に白衣は必須とパンピーが思っているのは分かるが、本作の制作陣が実際の科学者に如何に取材していないか丸わかりで哀しい。
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