「意地悪なシチュエーション」クロノス・ジョウンターの伝説 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
意地悪なシチュエーション
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難解なタイトルに惹かれて鑑賞、調べたらクロノス(Chronos)というのはギリシャ神話の時の神、ジョウンター(Jaunter)は英語で旅するだから、クロノス・ジョウンターは旅する時の神ということらしい。映画では1995年に作られたタイムマシーンの名前でした。
ただ、過去への飛躍は制約が大きい、滞在は10分程度で遡った時間の二乗分の未来へ飛ばされてしまう。したがって恋人を救うために何回も未来から戻ることになる。
要するに恋人を救うために苦闘する研究者の物語、素直に逃げればいいものをなかなか聞き入れてくれない設定はやきもきする。最後は彼女もタイムマシンの研究者になり彼のいる未来に飛んで再会を果たしたような終わり方、ただ、滞在できる時間はどうなっているのだろうか、過去ではなく未来ならずっといられるのだろうか、気になって単純に喜べませんでした。逆に未来に行った彼の方が改良されたタイムマシンで制約なく彼女のところへ戻るなら納得ですが古いタイムマシンで彼女が飛ぶのは無理っぽいでしょう。敢えてそうしなかったのかもしれません、悲恋の方が感動的に見えるという意図でしょうか、回りくどいSF恋愛ドラマ、シチュエーションが意地悪過ぎましょう。
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