「察して下さいってこと?」クロノス・ジョウンターの伝説 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
察して下さいってこと?
クロノス・ジョウンターという過去に物質を転送することが出来る装置を使って1995年のとある日に戻ろうとする男の話。
2058年、博物館に忍び込みクロノス・ジョウンターを使おうとするが職員に見つかってしまい、何故過去に行きたいのかを問われて語っていく展開。
空白の12分という謎から始まり、過去に送ったものがその後どうなるかがみえてくる中で、止められない主人公の思いが切なくはある。
しかしながら、本当に巻き込まれたのか、助からなかったのか、言葉が届いたのか、過去が変わったのか、確認する描写が何一つなく主人公の思考が正としてストーリーが進められていく為、いまいち感情が浸透してこない。
彼女との関係性や距離感も違和感あるし、妄想描写は余計だし。
言いたいことはわかるし良い話だけど、つくりが雑でノリきれなかった。
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プリズナーN0.6さんのコメント
2019年4月30日
個人的に「雑だなぁ」と感じたのは、何年経って戻ってきても時代の変化(風景や服装、小道具)がほとんどないのが気になりました。
そういうところをキチンと丁寧に作るのがタイムリープもののキモじゃないですかねぇ。