「序盤でサイババの成功物語かと思った」クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤でサイババの成功物語かと思った
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お洒落な家具に憧れていた少年アジャ。窃盗やイリュージョン大道芸を繰り返し大人になるが、パリへと旅立とうとする直前にシングルマザーの母が亡くなる。パリにいるかもしれない父親を探すという目的も追加するも、家具店で出会ったマリーに一目惚れ。明日エッフェル塔で会おうなどとデートの約束をするんだけど、タンスの中で寝てしまったら運送屋にそのままロンドンまで運ばれてしまう・・・そこから奇想天外な旅物語が始まった。
難民問題や警察の横暴さをさらりと描き、入管収容所の現実も見せてくれた前半の展開。そこからはファンタジックな物語になるのですが、ちょっと詰め込みすぎとも思える冒険談。それでもインド映画らしくミュージカルシーンもあるし、爽やかな風が吹いてくるかのような清涼感も感じられる。
『(500)日のサマー』にも出てきたIKEA繋がりで見始めたのですが、共通点は家具よりもむしろ『卒業』の方だった!という驚きがありました。だけど、2度も婚約者から逃げ出したのなら3度目もあるかもよ・・・
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