「夢は世界をめぐる (ただし北半球のそのまた半分)」クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
夢は世界をめぐる (ただし北半球のそのまた半分)
やっぱりインドが好き。なれど未だに、この空気感を上手く言葉で表現できないもどかしさ。
貧しく産まれるか。健康に恵まれるかは運次第。夢を持って行動すれば何かを変えられる。それを運と呼ぶのかどうかは分からないけど。
甘かったり、苦かったり。笑ったかと思えば真っ逆さまに垂直落下。助かったと思ったら地獄の一丁目だったり。運命の再会は失意のドン底の一分前だったり。歩く様なテンポだけど立ち止まらずにズンズン進む、持続性の無い、小さくて大きいどんでん返しの連続。
ハマる。本当に堪らないくらいハマる。
リビアの難民キャンプを発つ辺りからジワジワ泣かされて、最後はホンワカ。
夢見た男の壮大な法螺話でも良いけどね。大事な所、って何処なんよ?
撮影は「天国でまた会おう」のバンサン・マチアス。多国籍合作は駄作と思え、の法則(俺調べ)に反する五カ国合作の佳作。
今回も、まんまとしてやられました。
良かった。とっても!
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7/15追記
音楽は丸っ切りのインドスコアなれど、録音はパリのスタジオ。弦楽団のクレジットは完全にヨーロッパ人だったのが印象的だった!Christpherなんて名前の人がヴィオラで、ウィ〜イ〜ン、パッ、パッ、なんて演ってるんかと想像すると、結構燃えてくるw
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