キャンプ・アフガンのレビュー・感想・評価
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「雄弁は銀、沈黙は金」と言うけれど、説明してくれなければ分からない。
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アフガニスタンに駐留するオランダPKO部隊の隊員が、丸腰の少年に発砲したとして問題になった・・・と言うストーリー。
米軍映画なら発砲して制圧してって簡単な話も、他国ではそうはいかないようです。戦力も乏しくルールも厳しい。
ルールと部隊の安全、そして治安を守りたい気持ちの狭間で、感情がぶつかりあいます。
アクション映画ではなく、戦地における人間ドラマを描いた映画で、その意味では中々良い映画だと思います。
最後、主人公と仲違いした軍曹の諸々の判断理由が説明されます。その説明は納得できるもので、主人公が悪意のある勘違いをしてしまったと言えるのでしょう。
しかし、一緒に仕事をする仲間って考えると、余りにも軍曹の説明が乏しく、あれでは主人公の気持ちになるのも当然だと思えます。
結果として、誤射をしたとして罰せられ、しかも上司に対する負い目を負い、女性隊員には「貴方が少女の死体を降ろさなければ・・・」と冷酷な一言を浴びた主人公が、余りにも不憫に思えました。
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