「実際に歯科衛生士をしている者です。」笑顔の向こうに 猫さんの映画レビュー(感想・評価)
実際に歯科衛生士をしている者です。
私自身、歯科衛生士をしていますが、
歯科が舞台のお話って少ないので、観ることにしました。
近所の映画館でやってないので、バスを乗り継いで、行きました(笑)
歯科医療従事者目線だと、多少のツッコミどころはあって、
専門用語が全然でてこないこととか。
例えば、歯科技工士同士が会話するとき、
実際は「入れ歯」とは言わずに、
「デンチャー」「義歯」 って言うんじゃないかな。
まあ、
一般のお客さんにもわかりやすいように描かなければいけないのでそこは仕方ないと思いますが。
あと、歯科衛生士は単なる歯科医師の補助者だけではなくて、
予防の専門家としての一面もあるので、
歯科助手との区別化をする意味でも、
バキュームをしているシーンだけではなくてもう少しスケーリングをしているシーンがあると良かったと思います。
まあ一般の人はそこまで歯科に関して詳しくないのでそれも仕方ないんですけどね。
歯科医療従事者目線だと、
色々、ツッコミどころや物足りないところはあるけれども、
役者陣の顔面偏差値、演技力、ストーリーは悪くなかったと思います。
変に長い映画ではないのでサクッと見られますし、
ますます不足していく歯科衛生士や歯科技工士になりたい若手を増やすためには、
良い啓発映画なのでは?
ただし、私の観ていた回は、私を含めて3人しか観賞していなかったので、
動員数など心配です。
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猫さんのコメント
2019年2月22日
PIKE3719さん
コメントありがとうございます。
ツッコミどころ満載ですよね(笑)
それも含めて面白かったですけどね。
日本歯科医師会製作ということで、
恋愛や家族の描きかたが浅かったですが、
爽やかなお仕事ものとして楽しめる部分はあります。