「TVMなのが勿体ないくらいの出来。」ジョー・パターノ 堕ちた名将 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
TVMなのが勿体ないくらいの出来。
ジョー・パターノ監督自身は少年への性的虐待事件に関わってないが、報告を受け、それを副学長に伝えただけなのだが、隠蔽した副学長、運動部長とともに悪者扱いされる。事件の犯人であるジェラルド・サンダスキーは全然話題にならないほどだ。計45件にもわたる事件。1人の少年が勇気を持って児童福祉施設に相談したのが事件発覚のきっかけだった。
サラ・ガニムという新人新聞記者が弁護士の圧力に屈することなくスクープし、これがピューリッツァ賞を獲得したという事実。もしかしたら、30数年前からサンダスキーの性癖をジョーパが知っていたんじゃないかというモヤモヤした部分も含めて、報道の自由度の高さが窺える作品でもあった。
なんだかんだ言っても、最も良かったのはアル・パチーノの演技。84歳というジョー・パターノ監督も凄いが、その高齢感を出しまくってた。
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