涙のメッセンジャー 14歳の約束のレビュー・感想・評価
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90年代の名優もだいぶ年取った。
予備知識無かったので、エンドロールまでメグ・ライアンが監督しているとは知らなかった。トム・ハンクスも地味な脇役だなぁと思ってたのは製作の方に回ってたと最後にわかった。
第二次世界大戦下のアメリカ田舎町。戦争で父を亡くし、兄が出征中の為郵便局で働き始めるホーマー。戦時下の為配達内容は戦死の知らせを届けることが多く、現実を目の当たりにして過ごしていく。
14歳の少年、戦争未亡人、そして年下の妹と弟。ありきたりの家族ながら、それぞれの感情が戦争の中で交錯していくそうに仕上がっている。
個々の感情が繊細に描こうとしているのは伝わったが、どうもエンタメ性が無い分淡々としていて盛り上がらない。
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メグ・ライアン初監督作品、しかも盟友トム・ハンクスとともに・・・
14歳の少年時代なんて多感な年頃。戦争なんてものがなかったら、もっと穏やかに成長していったに違いない。兄の手紙がある意味、ストーリーテリングとなっていて、14歳のホーマーは自分に変化をもたらそうと郵便配達人というバイトを見つけた。67歳の電信師のじいさんと局長のグローガンの生きざまも目にしながら、死亡通知電報を配達するという重荷を背負うホーマー。最初の仕事がプエルトリコ系のお母さんだったことも印象に残る。「字が読めないから、読んで」と、この序盤の展開で泣けてくるのだが、後半は静かな成長物語となり、つまらなくなってしまう。
カリフォルニアの青い空と、自由というものがあったアメリカ。日本によって戦争に巻き込まれたという意識がいまだに強いし、戦争を終わらせるための戦争と受け止めていた人も多かったのだろうことがわかる。一家の長になるにはあまりにも若すぎた少年のほろ苦い夏がしみじみ伝わってきた。
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