涙のメッセンジャー 14歳の約束のレビュー・感想・評価
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メグ・ライアン初監督作品、しかも盟友トム・ハンクスとともに・・・
14歳の少年時代なんて多感な年頃。戦争なんてものがなかったら、もっと穏やかに成長していったに違いない。兄の手紙がある意味、ストーリーテリングとなっていて、14歳のホーマーは自分に変化をもたらそうと郵便配達人というバイトを見つけた。67歳の電信師のじいさんと局長のグローガンの生きざまも目にしながら、死亡通知電報を配達するという重荷を背負うホーマー。最初の仕事がプエルトリコ系のお母さんだったことも印象に残る。「字が読めないから、読んで」と、この序盤の展開で泣けてくるのだが、後半は静かな成長物語となり、つまらなくなってしまう。 カリフォルニアの青い空と、自由というものがあったアメリカ。日本によって戦争に巻き込まれたという意識がいまだに強いし、戦争を終わらせるための戦争と受け止めていた人も多かったのだろうことがわかる。一家の長になるにはあまりにも若すぎた少年のほろ苦い夏がしみじみ伝わってきた。
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