三人の夫のレビュー・感想・評価
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内容的には不愉快、気色悪い👎自分の娘ムイと近親相姦で子供まで産ませる。自分より年上の男に金目当てで嫁がせる。その男もムイの性欲の強さを持て余し、売春させる。そして新しい男に嫁がせる。その男もムイの性欲のつよさを持て余し、父親と元夫と3人でムイに売春させる。男たちがクズすぎる。3人が仲良くなっていくのも信じられない。
アワビ、パパイヤ、金魚の描き方、使い方が、、、気持ち悪い👎
ただ、ムイの肌の白さ、金魚の赤、プラスチックのボールの淡い黄色やピンクの色の使い方が綺麗。
何一つ理解できないし、したくもないが、ムイを演じた女優、クロエ・マーヤンが凄い!この役の為に太ったとの事。確かにこの映画にはあの体型がいいんだろう。それに、知的障害のある設定のようで、表情や態度、話し方、とにかく独特で、、、とにかく凄い。クロエ・マーヤンの別の映画を観てみたい!
美しいものは大抵真実ではない
香港映画というと、やはりジャッキーチェンを筆頭としたカンフー映画と思うのはかなり時代錯誤なのだろう。しかしその映像的テンポの良さは脈々と受け継がれているのが懐かしく感じる。
今作品、日本で言うと上野オークラ劇場でかかるような作品を、もっと制作費を掛けて撮られたというイメージである。濡れ場があれば後は制作陣の理念を存分に発揮して良いという鉄の掟の基、作られる作品として、懐かしいATGの匂いを漂わせてのテイストとの共通項を強く感じる作品である。その真髄は『逞しさ』。これはもう日本では化石化している概念が、相変わらず中国ではイズムとして持っている力強さを堂々と表現した内容であった。
特に主演のクロエ・マーヤンの文字通りの体当たり演技は、ストーリーの求心力を一手に引き受けての力強さを十二分に感じられた。以前レビューを書いたオークラ作品の豊満な女優が中々いない中でやっと見付けたAV女優の件をアップしたが、この女優は当たり前の様に遙か上位のレベルでの演技力でグイグイと観客をのめりこませる。
ストーリーそのものはドラマティックさとしての抑揚よりも、置かれている状況の足掻きを淡々と流すことに始終しているのだが、その虚無感も含めて、考えさせられるものがある。セックス依存症としての病状ではなく、ファンタジーに近いエロ漫画的要素を押し出しながら、倫理観を超えて行かざるを得ない現代社会の現実をこれでもかと表現していることに、痛々しさを十二分に感じ取れる。
要所要所に、ブラックジョークを織り交ぜるのもオークラ映画的なので、自分的には概視感は否めないが、観たことがない人が観れば新鮮なのだろう。
かなりの部分で、今作のエネルギッシュなバイタリティを叩き付けるパワーを感じさせる映画はあまりないと思うのだが、そのしぶとさに改めて敬意を表したい、そんな作品である。
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