ホワイト・ボーイ・リックのレビュー・感想・評価
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そうさせる土地
まるで役に立たないマシュー・マコノヒー、大御所の置物感満載なブルース・ダーン、またまた役に立たないジェニファー・ジェイソン・リーと名俳優を脇に添え、感情の起伏が乏しい主人公の演技は大根役者な如き違和感を感じる。
無実の罪で収監されたような同情を煽る演出に感情は揺さぶられずに、涙を流されても犯した罪は承知の事実。
あっさり黒人の仲間入り、躊躇する様子も見せずにFBIの囮捜査に参加し「セルピコ」と比較するような場面は浅はか過ぎる、最後の囮捜査含め肝心な部分を端折る演出描写と、やはり感情表現が乏しい主人公の演技に感情移入出来ずな鑑賞中。
実話としては興味深いが、肝心なところは描けていないような、主人公の演技含めて物足りない。
アメリカの暗部を観るようで、暗澹たる気持ちになります。
白人なのに黒人ギャンググループの信頼を得た為に、FBIの情報提供者となった少年の物語。
実話を基にしたお話のようです。
それにしてもFBI酷いことをしますね。年端もいかない少年にギャングの情報提供を強いるとは・・・しかも麻薬取引までさせるとは、アメリカでは問題にならなかったのでしょうか?
映画としては、少し抑揚にかいて単調な印象です。情報提供・・・と言う部分の緊迫感もそれ程ありませんでしたし。ただ、子供を抱いた少年と父親のシーンが、鑑賞者である私にも温かく感じられて、とても良いシーンでした。それだけに、そこから麻薬取引にのめり込む少年の心情が、とても理解し難いものに感じました。
最年少麻薬ディーラー
主人公の父親(マシュー・マコノヒー)は銃のディーラー、妹は麻薬中毒、友達はほとんど黒人だった。
子供なのにFBIの情報提供者となり、撃たれたりするが、次第にギャングと仲良くなり、お金のために麻薬ディーラーになる。
父親は悪人ではないのだが、息子に対して中途半端な対応しか出ず、ついていけなかった。
真実としてみると残酷
16歳でFBIのおとり捜査に協力し、麻薬王に。
彼の家庭環境やデトロイトという地域の問題。
違った場所で、違った状況であれば、もっと違い人生が彼にはあったんじゃないかと思うと、犯罪とは、本人の意思だけで犯してしまうものなのかと考えさせられる。
唯一、救いなのは、家族の愛情だった。
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