「少女が本当に求めていたものとは…」The Witch 魔女 とえさんの映画レビュー(感想・評価)
少女が本当に求めていたものとは…
面白かったー!
先の読めない展開と、スタイリッシュでキレキレのアクションに、最後まで夢中になって観た作品だった
田舎町にある酪農家で暮らす少女は、ある時、自分が病気であることがわかる
その治療費に金がかかるが、養子だということもあり、経済的に親を頼れない少女は、賞金欲しさにアイドル発掘番組に出演
すると、少女は怪しげな人たちに追われるようになり…
そこから、少女は魔女としての一面を覚醒していく
それまで牧歌的だった少女が、魔女へと変貌する二面性は「X-MEN」のダーク・フェニックスを思わせる
なぜなら、この映画もまた「X-MEN」と同じく、能力がある者たちを描いているからだ
しかし、この映画が「X-MEN」と違うのは、彼らが生まれつき能力を持っている者ではなく、遺伝子操作によって生まれた者たちだということ
魔女となる少女は、行き過ぎた科学の進歩によって生まれた産物で、彼女の大人たちに対する反撃は、遺伝子操作の恐ろしさを表している
そんな中、魔女は、彼女を生んだ人間たちを見下しているけれど、人間らしさを残す彼女が、本当に渇望していたのは、温かい家族だったのでは…と思った
雰囲気的に「悪女 AKUJO」と似たところがあるけれど、こちらの方が、メッセージ的にしっかりした作品だと思った
スクリーンで観られなかったのが残念。
とても面白い作品なので、興味がある人はぜひ
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