「ローズウッド病院の悲劇」狂人ドクター kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ローズウッド病院の悲劇
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19世紀末から最近まであった精神病院の恐怖を描く。両親を事故で亡くしたことで立ち直れないままのイザベルが、主治医トリントンの勧めもあってローズウッド病院で静養することになった。精神科のケイルン医師は最初から上流階級の殻を破れと命令し、初めから強い薬を飲まされることになった。
今まで見ていた悪夢からは解放されるが、夢と現実の区別がつかなくなるイザベル。SM的調教を施されて痛みを感じなくなった。さらに夢で悪魔的儀式にも参加するようになり、ついに・・・といった展開。
見舞いに来た兄は施術に疑念を抱き、刑事とも相談しながら薬物の検査を依頼する。微量のアヘンやトリカブト・・・死んじゃわない?などと、病院の目的は何なのかと、徐々に核心部分に触れていくのだった。兄はアコナイト会の存在を知り、会員の一人の邸宅へと忍び込んだり、病院の儀式にも参加するのだが・・・
上流階級が集まる秘密結社アコナイト会。そこの会員は病院から女性患者を供給もらい、性奴隷として扱うのだ。闇の秘密結社。麻薬漬けにして人身売買という卑劣な行為。暴力団と一緒やんか!といった怖い実話。
ただ、低予算であることも原因でパッとしない本編。序盤に出てくる外科医ルメルの人体実験が一番怖かった。
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