「ラスト20分で化けた映画」Buy Me バイ・ミー らま+たんさんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト20分で化けた映画
ガリ勉少女が親に内緒でモデル事務所のファッションショーツアーに参加したところ、実際はロシア娘たちの若い娼婦斡旋ドバイツアーだった、という冒頭からの衝撃。前情報無しで行ったから驚いた。
長く感じる107分だった。
なんで自分がファッションショーに出られると思ったんだろう、このイモガールは?周りの女子たちと明らかに毛色が違いすぎるぢゃ〜ん!なんて、思っていたけどひとたび娼婦(←敢えてこの表現)としての才覚を発揮し始めると見た目だけでなく人まで変わったカーチャ。
田舎もんが東京暮らしを始めたばかりの頃はイモ臭さが抜けないのに、慣れてきてからは溶け込む以上の馴染みをみせるあの感じに似てる。
初めはキラキラ輝いているように見えていたお友達のリズやガーリャをいつしか引っ張る立場に。(そもそも大黒柱化しなきゃならない理由を作ったのもカーチャ本人だから自業自得…か)。
女同士の嫉妬あり、飽くなき欲求の追求あり、承認欲求の強い人たちの集合体ですごく俗世的なストーリーで何のメッセージがあるんだろう、と傍観気味だったけどラスト20分でいい感じに急転換✨
幸せの基準って人が決めるものではなく、自分の内にあるモノサシで測らなきゃ不幸になる可能性だってあるってこと。
カーチャとリズには同情しないけど、ガーリャだけはもぉ少し報われても良かった気がしたな…。
今日は作品数はそんなに観てないのになんか疲れた〜。日本語と英語以外だと完全字幕頼りになるからなのかな😅今夜はぐっすり眠れそう(*´ω`*)
コメありがとうございます。
つまらなくはないですが、あっさり受け入れて3人で暮らし始めた時点からラスト20分までの流があまりにも緩やか~な感じだったもので。