イット・カムズのレビュー・感想・評価

全4件を表示

1.0未体験ゾーンの映画たち…じゃなかった

2025年10月16日
iPhoneアプリから投稿

この様な映画のレビューを見る人にはもはや説明不要の"未体験ゾーンの映画たち"。本作は未鑑賞だったのだが、2023年位のラインナップに入っていると思っていた。開始45分で1度視聴を止め、スマホで"未体験ゾーンの映画たち作品一覧"と検索してみた。

…無い。どこにも無い。確かあったはずなのに…。結局、「ドント・イット」等の「IT/イット それが見えたら、終わり」の亜流作品扱いされている作品群に混じり、勘違いをしていたらしい。近頃増えた、「イット〜」とか「ドント〜」等の便乗商法にやられた訳だ。
何故視聴中にそんなのを調べたかと言うと、めっっったくそ面白くないのである。気が付くと流れてる安っぽいBGMに、緊迫感など微塵も無い演出、センスのない説明不足サスペンス。75分間自分は何をしていたのだろうと茫然である。金持ちのボンボン兄弟がそれぞれ女の子を船内に連れて来たのだが、お互い「居ると思って無くて」という偶然の重なり合いで全員が顔を合わせてしまう。ボンボン2人の家族は超巨大企業であり、他の会社と合併の話が出ているのだが、どうやらその会社らは環境の破壊を積極的に行うそうで、作中では"超極悪企業"と紹介されている。ジェシー・メトカーフ演じる主人公が実はそれの裏の決定的証拠を探るべく、誰も居ないと思って船内に侵入し、結局は鉢合わせの様になり、バレてからは整備士と名乗って何食わぬ顔で皆と行動を共にする…という形でこの何でもないシーンが40分以上続くので、非常に退屈に感じる。上手くやれば面白く出来そうな作品だが、間の悪い演出と、破綻寸前の脚本、滲み出るチープさにゲンナリである。劇場未公開の作品の恐ろしさを久しぶりに思い出した。時折ポンコツ作品もある“未体験ゾーン"のラインナップだが、これを配給する強者はそうそう居ない。逆に違くて良かった位だ。

結局バケモノが居るのだが、船が故障で止まってしまい、助けを求めて近くの島に上陸をし、そこで謎の研究施設を発見するなど、分かりやすいストーリーになるはずが、どうでも良い所に時間を割いている為、ちっとも話が入ってこないのである。結局はボンボンの家系の会社が元凶であり、主人公が調べていたのは恐らく"それ"。このシーンも普通は第三者から直接理由と共に説明があるはずだが、無言で何かの資料を見ているシーンでは本人と製作陣しかはっきりと分かる訳がない。その説明を省いて未公開作品に良くある合っているのか合っていないのか分からないBGMが永遠流れ…という無駄なシーンが多過ぎるのである。また、本作には近年稀に見る衝撃が1つある。それが
ラストの唐突さだ。思わず「えっ?」と声に出してしまったが、クライマックス撮影中に上手く収拾できずにドン詰まり、途中でもういいや、止めた!となったとしか思えない、素人が撮ったようなオチを迎えるのだ。何か食べてて途中で取り上げられた様な悲しい気持ちになる。それらトンデモZ級大作が好きな人は是非お勧めしたい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Mina

2.0偶発性

2022年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 日課なのだろうか、ダイビングを終え海から上がってきた男は車に戻り一服しつつ留守電を確認する。用件はお金の催促ばかりで、どうやらお金に困窮している様だ。

 助手席に置いてあった見知らぬ封筒に目を通すと、中には船の図面やら何やらが。ターゲットとなる人物が所有するクルーザーに潜入し情報を取ってこいとの事。これが彼の生業なのだろうか。

 ロースクールに通っているという久しぶりに地元に帰ってきた昔馴染みの女友達と恋バナに花を咲かせる環境活動家(?)の女性。2人きりの休日を楽しんでいたところナンパされる。

 ナンパしてきたのは引っ越してきたばかりだというアイビーリーグに通う男2人。1人は絶賛失恋傷心中の男で、もう1人は彼を慰めようとベタベタしている連れ。友人と連れが勝手に意気投合し、彼の父が所有するクルーザーへと招待されることに。

 そのクルーザーでは自身を船長と名乗る男がソワソワしながら女を連れ込んでおり、そこに先ほどのダイバーが定期点検と偽り潜入してきたのも束の間、ボンボングループも合流。なんやかんやあって出航し、勝手に漂流することに...

 その日はクルーザーに誰もいないはずだから潜入し、また誰も来ないはずだから女を連れ込み、またまた誰もいないはずだから女を連れ込んだ。元カノも来ないはずで、出航もしないはずだった。図らずもその日その時にクルーザーに居合わせてしまった者たち。

 美男2人と美女2人には経済的格差が見て取れ、普段は住む世界が違う者たちだろう。

 環境破壊推進企業の御曹司と環境保護を訴える女性は、こんなカタチでも無ければ交わらなかったはず。

 自称整備士の男はどの企業も同じようなものだと、仕事の依頼を受けなければ秘密を知る由も無く告発など以ての外だったのではないか。

 御曹司は父の肩書きから受ける批判に辟易しているが、その特権をふんだんに利用し元カノとの復縁を迫る。成功すれば自分のおかげ、失敗すれば他人の所為とする性分だが、彼女はいったいどこに惹かれ、また復縁を受け入れたのだろうか?

 嘘偽りの肩書きを掲げた男とそれに釣られた外見娼婦の女性は互いに互いをどう受け止めていたのだろうか。

 彼らに襲い来るのは意図的かエラーか突然変異によって生み出された怪物であること、また自然淘汰というワードへの意識付けが為されることを鑑みると、おそらくは進化における偶発性のお話を根底に置いた、本来出会わなかったはずの者たちが一堂に会するというシチュエーションなのだろう。

 また、肩書きやレッテル、諸々のシチュエーションにおける判断(男が行くべきでしょ(*´ε`*)チュッチュ!!...今なら許してくれそうだから告白します(/o\)...圧倒的誤射(;゚Д゚)!!...etc.)といった、偶発の原動力推進力となる要因が散りばめられていたようにも見えるが、そこから何が言いたいのかがわからない。

 偶発性との兼ね合いで意図的に排除しているのだと思うが、劇中の人物の日常や普段の姿が全く以て見えてこないのと、隠蔽体質生物工学企業の実態もあまり突っ込まないので、自然そのものの定義もそうだし、自然の摂理に対して人類をどこに位置づけるのか、また干渉度合いの線引きができないので、正直こちらとしてはどうしようもない。

 それすらも狙いなのかな??

「ジュラシック・パーク」シリーズ...「バイオハザード」シリーズ...「オープン・ウォーター2」(2006)...「ファイナル・デッド」(2006)...「絶海9000m」(2017)...「シー・フィーバー 深海の怪物」(2019)...「死霊船 メアリー号の呪い」(2019)...「OUTLAST」...

コメントする (0件)
共感した! 0件)
鰹よろし

1.0序章ですか!?

2019年11月25日
iPhoneアプリから投稿

予告は面白かったのに色々いれすぎて中途半端!
島とか、怪物、組織全部???
ラストも、え、これで終わり!?って。

音を立てたらおしまい、って面白そうなのに本編ではそんな設定まるでなくて普通に叫んだり話したりしてるし。
残念

コメントする (0件)
共感した! 1件)
猫柴

0.5なんだこれ?

2019年1月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

単純

尺が短いのは仕方ないとして、アホなパーティーピーポーが船の故障で立ち往生から、怪物に襲われて…。

って金かかってないなぁ。いつの時代のモンスター映画なんだ。
こんなん、観んでよいと思う。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)
PR U-NEXTで本編を観る