「良くも悪くも、映画作家ではなくてアーティストや芸術家らしい作品であ...」KUSO マエダさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも、映画作家ではなくてアーティストや芸術家らしい作品であ...
良くも悪くも、映画作家ではなくてアーティストや芸術家らしい作品である。
映画文法みたいなものを全く排除して、感性の赴くままに右脳に従い書き連ねたようなストーリー構成や映像は、並大抵の素人がやると破綻の一途を辿るし、まともな映画作家にはできたものじゃない。
それこそアンディウォーホルなどの才能あるアーティストによってのみ成立するやり方だ。
そういったものを鑑みた上でこの映画をみるとすれば、成功したと言えるかも知れない。
たしかに彼の脳内の創造性といったものの底知れなさを感じることはできた。
フライングロータスは音楽でも映像でもなにであれ自分の手法でアートを表現することができるアーティストであることが証明できたのではないだろうか?
ただ、この映画を見て何かを得られるということは決してないので、万人にオススメできない。
不快で珍奇な映画をみたという映画体験をしたい方は、自己責任で見ればいいんじゃないでしょうか。
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