「どうしても可哀想になってしまう。」CRESCENT 冷たい海の底 うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
どうしても可哀想になってしまう。
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怖さより可哀想で涙がでる。
お父さんが出掛けている……と思っているローウェンの無邪気さが切なさを一層深くする。
3才児があんな暗い別荘で居たら泣くだろうと思うのだが、平然と遊んでいるのは凄い。
母親ベスの方がよほどひ弱な存在で、子どもと二人きりで別荘暮らしなどを選択する理由が理解しずらい。
クトゥルー神話がモチーフとは思うが、音楽と不安定な家族の姿に始めから終わりまで妙に不安な気持ちにさせられる。
芸術はよく分からないが、絵の具で表現されたオープニングと真上から撮った波の模様とか目を奪われる。
途中の父親からの電話で、大体オチが見当ついてしまうが、それでも終わりまで見せてしまう作品と思う。
ラストにボートの映像で絵の具の海をぶち抜いたのはスタイリッシュだった。
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