「笠松将演じる、場と空気を乱す絶妙な加減のトリックスター。存在そのも...」カランコエの花 ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
笠松将演じる、場と空気を乱す絶妙な加減のトリックスター。存在そのも...
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笠松将演じる、場と空気を乱す絶妙な加減のトリックスター。存在そのものがまさに不条理の権化。
最後に事の経緯が明らかになる、音声のみのエンドロール。そこで明かされる教師の身勝手なアウティング。全ては浅はかな括弧付きの「配慮」から始まっていた。
観客は時系列で先に起きた事を知ってしまっているので、純粋な恋心の独白に、この世の地獄を思い知らされることとなる。
39分という短さながら、残酷な人間の闇に静かに飲み込まれる。
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