レジェンド・オブ・ドラゴン 鉄仮面と龍の秘宝のレビュー・感想・評価
全8件を表示
実は続編
ロシア・中国・米国合作のファンタジー・アドベンチャー映画。ゴーゴリの中編怪奇小説『ヴィイ』(未読)を翻案したロシア・ウクライナ・チェコ合作映画『レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺』(未見)の続編だが、主人公が1作目と同じという以外は特につながりはないようで、その主人公も原作とは設定が全く異なるため、もうゴーゴリの原作とは全く関係がないようだ。海外展開を狙ってか全編英語の映画である。
主人公のイギリス人地図職人がいろいろあって中国人の少年と中国に向かうことになるが、実はその少年は中国の地方国家?の王妃で、国を乗っ取った魔女と戦うために国に向かっていた。一方なぜかロンドン塔の監獄に入れられてた鉄仮面の男ことロシアのピョートル大帝は、同獄にいた武術の達人の老中国人の助けで脱獄。老中国人に託された印章を娘の王妃に渡すためにやはり中国に向かう。さらに主人公の妻も夫を追って中国へ。波乱万丈の冒険行が始まるといったストーリー。しかし主人公が全く活躍しないどころか出番がそもそも少なく、王妃とピョートル大帝のほうが活躍してるような……。良く言えば群像劇だが、悪く言うと誰が主人公なんだかよくわからない。展開も妙におざなりで、なんでピョートル大帝がロンドン塔に幽閉されてたか、なんで鉄仮面かぶってたかの説明も全くない。いつの間にか誤解が解けてたり話の進め方がはなはだ適当だが、子供向けの映画みたいなんでまあ気にしないで観るべきなんだろう。ポスターなんかではジャッキーとシュワルツェネッガーがでかでかと載ってて2人が主人公みたいだが実際には特別出演。老中国人ジャッキーと監獄長シュワのバトルは2人とももうおじいちゃんだからかCGとスタントに頼りきりであまり面白くないが、ラストの王妃vs魔女のカンフーバトルはジャッキーアクションチームの振り付けのようでまあまあ面白かった。とはいえ全体としては退屈な映画だったと言わざるを得ない。
冒険アドベンチャー。
ジャッキーとシュワちゃんはオマケかな
現在の世界情勢を考えると、とても共同制作するなど考えられない、ロシアと中国とアメリカの合作のアクション・ファンタジー。映画界の中でも、ハリウットに負けじと幅を利かせている中国マネーの勢いを感じる。
物語の舞台は、最初は中世ヨーロッパのイギリスやロシアから、伝説のドラゴンに守られているという中国のある王国へと移っていく。そこは、王妃に化けた魔女が伝説のドラゴンを封じて、村人を力でねじ伏せ、苦しめていた。それを地理学者と共に幽閉されていた本物の王妃が、故郷に戻って、ドラゴンを復活させて、魔女を倒す、よくあるファンタジー。
それなりに、お金もかけて、ファンタジー感も満載で、中世のヨーロッパや中国の様子なども、CGでダイナミックな映像を映し出し、子どもは喜びそうな、ファンタジー・アクションだった。しかし、何かストーリーにしても、アクションにしても、一つ物足りなさは感じた。
主演の地理学者を演じるのは、90年代には、何本かの主役を務めたジェイソン・フレミング。そこに、王国の王妃役と魔女の二役で、ヤオ・シントンが演じでいる。東洋人の中に、ブロンドの西洋人が、際立つシチュエーションとなっている。
また、東洋と西洋の合作映画である象徴として、ジャッキーとシュワちゃんが揃って出演。2人が、指しで戦うシーンも含まれているが、物語的には、それほど関係ないようだった。むしろ、作品としての箔をつける為に、彼ら2人の人物設定をした感じは否めない。2人とも歳を取り、ジャッキーはまだまだ俊敏な動きだが、シュワちゃんは、老体鞭打ってのアクションが痛々しかった。
エンタメ作品の職人仕立て
地図作成者のジョナサン・グリーン(ジェイソン・フレミング)の冒険を描いた2014年のロシア映画「レジェンド・オブ・ヴィー 妖怪村と秘密の棺」の続編だが初見でも支障はない。
ジャッキー・チェンとアーノルド・シュワルツェネッガーが共演と言う話題作だがご両人は脇役というか色を添えている程度、主人公は中国茶葉の利権を巡り黒仙人一派の陰謀の犠牲となった白仙人(ジャッキー・チェン)の娘チェンラン(ヤオ・シントン)、敵役も偽チェンラン(李馬)だから戦闘シーンは紛らわしい。ロシアの監獄からジョナサンに助け出され故郷で黒仙人へのリベンジの大活劇。
ドラゴンは最後の方で出てくるがおまけ程度、第一、ドラゴンのまつ毛が延びて地にささり、そのエキスがおいしい茶葉を産んでいると言う設定は何?、中国のお伽噺由来なのかしら。
怪力の岩石男や雷放電男、爆音男など妙な怪人が出てくるが魔術でなく電気仕掛け、酒樽を被っての潜水術や傘グライダー等々、ドラゴンファンタジーなのに小道具は科学的と妙な取り合わせ。ネバーエンディングストーリーやロードオブザリングとか類似の冒険ファンタジーものとの差別化狙いなのでしょうか。
タイトルの鉄仮面はロシアのピョートル大帝と言う設定だが脇役の割に大風呂敷、共同制作のロシア色を出したかっただけのようですが海軍を作った軍人というだけあって嵐の海を乗り切る操船ぶりはパイレーツオブカリビアン並みの大迫力。
豪華スターや話題作のポイントを押さえた作風はそつがなくエンタメ作品の職人仕立てといった印象でした。
2022年 53本目
からくり
天龍を崇める中国の国で姫になりすまし乗っ取る妖女と、国を取り返すべく旅をする本物姫と仲間たちの話。
レジェンド・オブ・ヴィーの続編とのことだけど未鑑賞。
今作のバックストーリーの天龍や茶葉や白の仙人と黑の仙人の説明からスタートし、程なく手紙を読む体でヴィーの話も語られるけれど、今作との繋がりは登場人物だけらしい。
旅先で出会った中国人チェンランと共に中国を目指すジョナサンが放った伝書バトが切っ掛けで、幽閉されていたピョートル大帝とジョナサンのフィアンセが中国に向かうストーリー。
小さな国の覇権奪還の物語だけど、謎の妖術を絡めたバトルにアクションにみどころたっぷり。
そして龍やロシアの小鬼とファンタジー要素もなかなか、字幕が読めれば子供でも楽しめそうな。
ちなみにジャッキーとシュワルツェネッガーは賑やかしの客寄せパンダで、本編とは直接絡まず。とはいえ序盤でしっかりみせてくれるけれど。
全8件を表示