「伝記的ロック・ミュージカル」LETO レト 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
伝記的ロック・ミュージカル
Talking Headsの「Psycho Killer」とイギー・ポップの「The Passenger」からルー・リードの「Perfect Day」にMott the Hoopleの「すべての若き野郎ども」と、楽しいPvのような映像にミュージカル風味が斬新な感覚にも。
マイクのバンドはガレージロック・リバイバル的な?ヴィクトルはロックンロールよりもニュー・ウェイブながらフォークよりな音楽性。
ソ連の国家情勢にマイクの立ち位置などピンと来ない感じで、ナターシャの小悪魔的要素にイラっ!と、物語自体が進んで行かないようで葛藤や起伏に物足りなさが。
ロックンロール的青春群像を勝手に期待したせいか、基本的に奇妙でイライラする三角関係を中心とした男女の甘っちょろい物語に落ち着いている。
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