「東側の国にもロックへの熱い衝動が在った」LETO レト エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
東側の国にもロックへの熱い衝動が在った
1980年代前半、文化統制下のソ連/レニングラードに実在した二人のミュージシャンの音楽との葛藤、そして恋を描いた。アメリカやイギリスのロックに心酔しつつ、自分たちの音楽を模索する若者達がいた。
ビートルズ、ストーンズ、フー、ツェッペリン、ドアーズ、ピストルズなど、彼らが聴いていた音楽は我々とまったく同じだった。
特にヴェルヴェット・アンダーグランド/ルー・リード、デヴィッド・ボウイ、T・レックス/マーク・ボラン、イギー・ポップ、トーキング・ヘッズたちへの思い入れの強さが、彼らの置かれた環境を思うとメチャ府に落ちた。
今作にはこれまで知ることができなかったことが沢山あった。東側の国にもロックへの強い衝動が存在した。ロックは世界の共通言語だった。
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