「罪深き配達人」デス・レター 呪いの手紙 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5罪深き配達人

2021年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 あのラストシーン、あれでいいのか?ってな感じで、途中までは結構面白い。プロローグとして、ロマノフ王朝末期の魔女狩りみたいなシーンから始まるのですが、疫病の犠牲となった女性を燃やしているのに、どことなく寄り添う男が魔女裁判にかけられてる雰囲気。

 現代パートに移ってからは、配達人(運転手)のイーゴリは建設会社に間違って配達された手紙を本人の元に届けるというメインプロット。しかし、住所通りに来たはずなのに、手紙の住所が変わってしまい、途中で自転車を撥ねるというヘマをしたり、ケンカで警察のやっかいになったり、そこの女性警官とともに最終配達地まで向かうことになる。

 時空の狭間に閉じ込められたようなシーンや扉を開けると床がなかったりして、ドキッとさせられるし、終始「人の手紙を開けるな」と誰かから忠告されたりと、不気味且つ不条理な展開にのめり込んでしまいました。

 要は過去に罪を犯した者が配達人という宿命を背負い、届けることによって罪の一部が赦されるみたいな話だ。もちろん主人公イーゴリも罪を犯していた。とにかく事故のシーンが多いので、運転には気を付けようと教えられ、万が一事故っても最善の対処をすれば罪は軽くなるという教訓がある。とにかく、運転中のスマホは厳禁!

kossy