「名前をもじっただけ」名探偵シャーロック・ノームズ odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
名前をもじっただけ
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ノームとは16世紀のスイスの錬金術師パラケルススが「地」の精霊として「グノームス(Gnomus、「地に住む者」の意)」と名付けました。本来、生霊ですが庭の置き人形も意味します。ノームは19世紀のドイツで陶器製の人形として誕生し、イギリスなどで庭の守り神として人気を博しました。庭の装飾品である「ガーデン・ノーム」として世界中で親しまれており、幸運や繁栄の象徴とされています。また、「白雪姫」の7人の小人や、J.R.R. トールキンの「ホビット」、その他の多くのファンタジー作品、映画、ビデオゲームなど、現代のポップカルチャーにも頻繁に登場し、様々な形で描かれているそうです。ただ、日本人のおじさんには馴染みがありませんが劇中では日本の招き猫も敵役で登場していましたね。
「ロメオとジュリエット」をもじった「ノミオとジュリエット」やアーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」をもじった「シャーロック・ノームズ」などの擬人化ノームが登場、相棒のワトソンや宿敵のモリアーティもお馴染みですね。ただ、探偵ものとしてのサスペンス感は希薄、悲恋も描いてはいません。どういう訳かノームズとワトソンの内輪もめを強調、むしろ活躍するのはノームのリーダーのノミオとジュリエットでしたね。ただノミオも花泥棒ですから子供たちには要注意人物でしょう。見どころはロンドンの名所でもある大英自然史博物館やタワー・ブリッジでのアクション・シーンでしょう。
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