理想の男になる方法のレビュー・感想・評価
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タイムリープもののラブコメってだけでワクワク
タイムリープもののラブコメと聞いただけでワクワクしてしまう。運命の女性と出会ったのに、その翌日にその彼女があるイケメンと出会ってしまったために恋を実らすことができなかったノアの物語。運命の出会いの日に戻れるフォトブースでタイムリープを繰り返す。
この手の話につきものの運命論というやつがノアの前に立ちはだかる。あの手この手で彼女のとの距離を早めに縮めようとするノアの奮闘が面白い。あの時もっとこうしていればあの子との関係は違っていたんじゃないか?という発想は多くの人が抱いたことがあるんじゃないか。そんなリベンジに挑戦できる、でもそんなに簡単ではない。そんなドタバタの面白みが凝縮されていた。
でも、B級だからこその作り込みの甘さも目立つ。結局、一日だけ戻るってことなんだよな。そこらへんのルールが曖昧で若干戸惑う。そしてラスト。いや、それでもいいとは思う。一応のハッピーエンド。でも、運命の女性と信じて疑わなかったあの思いはどうした?って気持ちになってしまう。でもちょっと前のNetflix映画だしな、十分楽しめたから満足だ。
「理由もない出来事から機会が生まれ人は学ぶ」
「理由もない出来事から機会が生まれ人は学ぶ 逃した機会からもね」マックス(マックス)の台詞が好き。
もう10年前、大学生の頃一人の女性に一目惚れした。しかし結局告白できず片想いで終わってしまった。そんな淡い想い出がふと蘇って後悔に苦しむことがある。私のように行動を移せなかったことで、結ばれずに終わってしまった恋を経験してればこの映画は刺さるだろう。
エイブリーとキャリー、女性キャストの2人はどちらも魅力的で美しい。最初はエイブリーが可愛いと思ったけど、だんだんキャリーの方が好きになって主人公と同調してる自分が居た。キャリーの方がサバサバして、一緒に居て素をさらけ出せる気がする。ノア×エイブリーよりノア×キャリーの方がお似合いカップルに見える。やっぱり似合う似合わないの相性はあるのかもね。友人カップルの写真を見たときも直感で「お似合いだ!」「なんか違う…」って感じることあるし。
それにイーサンとかいうトムハンクス似の高身長イケメンマッチョがライバルじゃ勝てる気しない。決してイケメンとはいえないノアと、イケメン要素に全振りしたイーサンとの対比が分かりやすくて良かった。
ノア副社長になった世界線での親友マックスと決別するシーンは心が痛かった。この世界線は金持ちで順風満帆かと思いきや、親友は失うわ、仕事ばかりの人生になってるし、個人的に一番キツイかもしれない。
この映画のメインは恋愛だけど、マックスがいい味出してたので友情も大切にしなきゃと痛感した。
映画のようにタイムリープは出来ないけれど、告白できずに終わった後悔を反省に変えて、今度好きな人ができたら恐れず絶対に告白する。たとえフラれたとしてもチャンスを逃すよりはマシだ。逃した機会がそう教えてくれたから。
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