アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌のレビュー・感想・評価

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3.5【暴力的だった父が、癌を告知された事で初めて神を信じ生まれ変わった姿を見た息子が作り上げた崇高な歌が出来る過程を描いた作品。ラストのバートを演じたJ・マイケル・フィンリーの歌唱シーンは圧倒的である。】

2023年12月30日
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鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

ー 名曲「アイ・キャン・オンリー・イマジン」が誕生した理由を、MercyMeのボーカル、バート・ミラードの半生と共に解き明かす。誰もが心を揺さぶられる実話。ー

■暴力的な父・アーサー(デニス・クエイド)のもとで育ったバート(J・マイケル・フィンリー)は、歌の才能を見いだされ音楽の道へ進む。
 順調にキャリアを重ねるも、音楽プロデューサー達に厳しい言葉を告げられ、自信を失ったバートは故郷に戻ってくる。
 そこで暮らしていたアーサーは過去の自分を悔い、バートと理解しあおうとするが、バートは父を信じられなかった。
 だが、父が末期のすい臓癌である事を知った彼は、メモを見ながら歌を再び作り始めるのである。

◆感想

・今作は、実話ベースであるそうだし、アーサーとシャノンとの幼少期での出会いや、暴力的な父との衝突。母の家出など、アーサーが青年期になるまでが一気に描かれるので、ストーリー展開としては、やや粗い。

・だが、その思いを一掃してくれるのが、過去の自分の行いを悔い、あれ程嫌いだった神を信じる様になった別人の様になった父を演じるデニス・クエイドの姿である。

<勿論、ラストのアーサーの満員の観衆の前で「アイ・キャン・オンリー・イマジン」を歌い上げるシーンは、圧巻である。>

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NOBU

3.5音楽の力か神の力か

2023年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

J マイケルフィンリー扮するバートは、子供の頃から暴力的な父親に押さえつけられ過ごして来たが、母親は家を出てしまった。バートは父親から夢をみるなと言われ続けていた。

2001年にマーシーミーと言うグループが発表した楽曲アイキャンオンリーイマジンの誕生秘話の映画化だそうな。まあ音楽の力か神の力か、いずれにしても人間として救われた楽曲が出来た訳だ。

赦すと言う事は極めて難しい。それも虐待を受けた父親だからこそ三つ子の魂となるのだが、父親が末期癌だと分かる事から赦す行為が生まれた。やはり犠牲を伴わないと赦す心境にはなれなかっただろうね。

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重

3.5アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌

2023年3月8日
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鑑賞方法:試写会

作品のタイトルにもなっている楽曲の誕生秘話を描いた物語。

宗教映画だが、馴染みのない観客にとっても比較的分かりやすく、上手くまとめられている作品だと思った。

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ちなみ

4.0よかった

2020年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

観たのにレビューを書いていなかった。
ごめんなさい、自分の記録としてレビューに記録しました。

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かずじー

4.0親ってやつは厄介だ

2020年12月3日
Androidアプリから投稿

クリスチャンソングというジャンルが、アメリカのチャートにあるということを、はじめて知りました。

そのジャンルだけでなく、カントリーソングでも、1位をとった曲の実話なんですね。
とにかく、バートの歌唱力に圧倒。
彼の歌唱力を見抜いた高校の先生が凄いですね。

いろんなことがあって、子どもの頃のやり切れない思いと向き合うのには、時間が必要。
時間をかけても、赦せるのは神の存在があるからなのかな?
その文化の違いには、考えさせられるところがあります。
児童虐待は、日本でもあることだけど、「親を赦す」助けに宗教が関わることは、少ないようにも感じるから。

大人は身勝手だな、親は自分のことしか考えていない。死が近くなったから、思い出を作りたいなんて。
バートは、よくぞ、自分の気持ちをぶちまけたな。これが言えれば、歩み寄りの半分は成功したようなものだ。

身勝手だけれども、大人が変われば子どもは変わりやすくなる。変わろうとした、父も偉いかな。

「せっかく愛せたのに、もうすぐお別れだ」切ないね。

いい映画なのに、★少ないのが残念。
アメリカでは、虐待防止の呼びかけも兼ねた映画になっているみたい。
日本もうまく便乗すればいいのに。

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ミツバチば~や

3.5鳥肌

2020年11月29日
iPhoneアプリから投稿

バートンが最後にこの曲を歌い出した時には、鳥肌が立ちました。作品ストーリーとしては、よく見られるものですが。改めてこの曲を聴きたいです。

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ごっとん

5.0親も一人の人間なんだと気づく瞬間

2020年11月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

ふと、今まで気づかなかった事に気づく瞬間が、誰しもあると思います。
もしその“ふとした瞬間”が神の与えてくれた奇跡なのだとしたら…
見えない力を感じる瞬間の、感謝と愛と恐れと崇拝。
祈りが詰まったクリスチャンソングですが、クリスチャン以外にも響きます。

ラストの展開までドラマティック!
この歌が世に出る瞬間にも、こんな奇跡があったのか!
もちろん歌のシーンは圧巻です。

デニス・クエイドが素晴らしい。
最近だと『僕のワンダフルライフ』の後悔を抱えた孤独な主人公役が心に残っていますが、本作では更に厄介な人物を演じ切っています。
いわゆる毒親ですが、彼自身の苦しみも伝わります。

子供は親のものではない。
親は自分の人生経験から学んだ事を子供に伝えようとする。“転ばぬ先の杖”のつもりで。
そして時として、自分の叶わなかった夢を託したり、夢を見ることを諦めさせたりもする…。
もちろん、自分の中の憤りを子供にぶつけるのはもってのほかで、自分より弱い者を攻撃するのは卑怯でしかない。
でも…“親子”という関係があるだけで、プロフェッショナルな親なんて何処にもいない。
父親も一人の人間。自分の人生に苦しんで、周りが見えなくなっていたのだ…と思える演技でした。

そして、そんな父親を変えるきっかけは息子の歌にあった。

子供の頃に負った心の傷は、どれほど辛く苦しく人生にのしかかってくることか…。
以前、書くことがセラピーになると聞いた事があります。悩みを抱えた心の中の怒りや悲しみを吐露することでストレスが軽減し、更に書き進めることで心の整理がつくそうです。
(確かに私自身もレビューを書く事で頭の中が整理されるわww)
主人公は教会のキャンプで一冊のノートを渡されます。

更に、転機となる人との出会い。
仲間や先生、マネージャー。どれか一つでも欠けていたら、この歌は生まれなかった。
これらの出会いを奇跡と捉えるなら、そこにも神の御技を見ることになる。

自分の心を書き出すことがセラピーなら、絵を描くことや、踊ること、歌うことも、自分の内側を見つめてパーソナルな問題と向き合うセラピーだと思えます。
それらの表現が、他者に向かってベクトルを変えた時、今度は受け取る側の心のセラピーになる。

音楽の力を見せつけられる映画でした。

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shiron

1.0宗教色濃すぎな父子の断絶と和解

2020年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

単純

史上最も売れたコンテンポラリー・クリスチャン・ソング「I can only imagine」の誕生秘話…ということだが、曲はおろか歌っているロックバンドも全く知らずに観た。
率直な感想としては、全然ノレなかった。曲が生まれた大きな理由が、断絶した父との和解とのことだが、それも「神によって父が救われた」、「主のおかげで理解し合えた」と言われても全くピンとこない。いやいや、父子が和解できたのは、神ではなく当事者同士の歩み寄りだろうに。
そもそも、宗教を広める目的のプロバガンダ映画にはどうにもうさん臭さを感じてしまう。宗教が関係しない、純粋な父子の葛藤と和解を描いた作品だったらよかったのに。父役のデニス・クエイドがイイ味出してただけに、実に惜しい。
仏教国である日本で、本作を買い付けて劇場公開する配給会社は大いなるチャレンジャーだ。

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regency

5.0驚くべき歌唱力だ

2019年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

これはマーシーミーのライブ(シカゴ)なのでコピペしてきいてみて。
K-LOVE - MercyMe Live Concert from Chicago

Marcy Meというバンドのボーカルである、バートの小学生時代から、『I can Only Imagine 』がヒットするまでを描いた本当の話だとのこと。DVの父親に育てられ、母親も家族を捨てて逃げてしまうという暗い過去の中でそだったバート。でも彼にとって、ただ一つの希望は
音楽を聞くことだった。特にクリスチャン音楽。高校の時、フットボールで怪我をして、グリークラブに入らざるをえなかった。そこで、音楽の先生がバートの歌手としての才能を発見した。

『許し』がこのテーマであると思う。最後まで父親を許せなかったが、父を受け入れた。あの環境に育って、父を許した。今までのバートにあった父への蟠りだったが許すことにより、バート自信に心の平安が生まれ彼自身が救われた。『許し』は クリスチャンの大きなテーマだ。簡単に人を許せないのが一般的だが、この映画から我々も学べる。

このバート役はマイケル フィンレーというブロードウエイのオペラ歌手で、映画に出たこともなければ、ロックを歌ったこともなかったらしい。しかし、バート、本人に特訓をうけて、ロックの発声ができるようになったらしい。驚くべき歌唱力だ。

蛇足
下記の二つをコピーペしてバートとマイケルの歌を比較してほしい。

MercyMe - I Can Only Imagine (The Movie Session - Official Music Video)

J. Michael Finley - I can only Imagine

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