「史上最大の火事場泥棒」ワイルド・ストーム kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
史上最大の火事場泥棒
1992年のカテゴリー5の映像が凄かった。メイキング映像をチェックしても、CGに頼っていないVFX映像。スタントもほとんど使っていないという、アクションも満載なので、好きな人は映画館の大スクリーンで観るべし。
とにかくディザスタームービーとクライムアクションを同時に盛り込むもんだから、かなり薄味のストーリーは否めない。犯罪者側をとってみると、最初は「人を殺すな」的な方針があったものの、自業自得気味で仲間が死んだことから、かなり狂暴化していった。おかげでスリル満点。しかもこの地方警察がみんな強盗団に加担しているところが凄い。「2000万ドルで仲間にならないか?」という悪魔の囁きまで発するのだ・・・
ちょっと良かったのは“ドミネーター”と呼ばれる災害用装甲車。ウィンチで通信用鉄塔を倒すなんてところが面白いのですが、この時ウィルにはトラウマは無かったのか?という疑問も持ってしまう。まぁ、兄貴よりは現実的だったから、いいのか、これで。
また政府側の職員ケイシーの活躍がたまらなくいい。惚れてしまいそうになるくらいカッコいいのですが、見たことあるようなないような、と思っていたら、なんと『96時間』シリーズの娘だったのですね!
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