「What a Feeling!!」愛と銃弾 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
What a Feeling!!
ミュージカル風ギャング映画。色んな要素を盛り込んだ異色作でしたが、基本は久しぶりに出会った元恋人が組織のボスの指令から逃亡を図るという内容。その指令というのも、自分が妻マリアと隠居生活をしたいがために死んだことにしようとしたため。生きていることを目撃した看護師ファティマを「消せ」と命じられた部下のチーロは実は元恋人だったという設定だ。
死体がいきなり歌いだすという驚きのオープニングだったけど、その後は普通のミュージカルアクションといった感じで、敵対するグループも登場しなくなる。とにかく無駄な殺し合いの連続でげんなりしてくる。
その他面白いのは曲がバラエティに富んでいることだろうか。最初の死体は演歌風だし、ヒップホップ系、ラテン系、ロック系と様々だった。また、ボスの甥にあたる男がニューヨークでチーロとファティマを匿ってる男の娘を人質にとるという斬新なエピソードは面白かったかな。また、最後にはどんでん返し(かなりチープ)も待っているし、集中力が切れることなく鑑賞できたのも上手い編集なのだろう。イタリアの賞を独占ってほどじゃない気がする・・・
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