「アクション吹替なし」映画刀剣乱舞 Kuretakeさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション吹替なし
この作品、主要キャストのアクション吹替がほぼ無いと聞いています。
よって、個人的には『アクション映画』とカテゴライズして観ました。
さて今日の日本映画において、全くアクションの吹き替えなく演じている作品が、何本あるだろうか?
(付け加えるなら、ケガも事故もなく。)
本来、剣術・武術・古武道等は、泥臭いものである。
5分、10分という短い試合程度の話ではなく、最低半日から数日、最後には装備かなぐり捨ててでも戦場で生き抜く術である。
それを、ファンタジーの映像作品として、人体が生み出すことのできる動きを目一杯駆使し、どれ程のことができるか...?
これを見て、アクションが「ガッカリ」と言うならば、諸兄諸姉はさぞやご自身の身体機能が高性能な方なのだろう。
映像作品では「グリーン・デスティニー」以来、派手なもの(合成含む)をすっかり見慣れてしまっている現代人。
己の体を動かすことが減っているにも関わらず、娯楽・快楽への難度要求は、異様に高い傾向がある。
もっと合成等の映像技術を使えば、見栄えを良くすることは容易だろう。しかし。
もし次作があるなら、あえてCG・VFX等を盛りすぎる傾向に追随せず、製作してみせて欲しいと、あえて思う。
(グリーンバック不使用、とまでは言いませんが)
ただ、色々盛り込むには時間が足りてない=上映時間が短い、と思うので、その分だけ低めにします。
P.S.
ついでに言うなら、これは原作の映像化ではなく、二次創作のはず。
...言わずもがな、な話だと思っていたが。余計な一言だったかな?
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