「舞台×映画のケミストリー」映画刀剣乱舞 ディンゴさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台×映画のケミストリー
2.5次元舞台をご存知でしょうか。
漫画やアニメ、最近ではスマホゲームが原作となっている舞台です。
ですがただの舞台ではありません。漫画原作の映画と違い、役者がキャラクターにメイクから髪型などを忠実に再現して演じている舞台なのです。
私も流行る前は、コスプレみたいだなとあまり触れないでいたのですが、1度観てそのエンタメ性の高さに度肝を抜かれました。
観客を楽しませる仕掛けや役者がキャラクターに憑依する事で、そのキャラクターが現実に出てきた錯覚を感じるのです。
その2.5次元舞台のはまりのきっかけとなったのが、今作「刀剣乱舞」です。
そして遂に映画化されるとニュースを聞いた時、舞台でしか出来ないエンタメ表現を映画にすると弱まるのではないかと思いました。それ以前に、役者をどうするのかと不安でした。何故なら、失礼を承知で言いますが、舞台に出演している役者さん達は世間一般の知名度が低く、知らない方々です。ですが知らないからこそ、何色にも染まっていないからこそ、キャラクターが現実に出てきた錯覚を感じるのです。
その為、興行的に世間一般の方々が知っている、人気役者をキャスティングするのではないかと思われたのですが、なんと舞台で演じた役者が映画でも演じているのです!
そして役者さんがスクリーンでアップの表情を見れる、より迫力のあるアクション、CGなど映画ならではの表現が存分に活かされて、舞台の良さと映画の良さが融合されて、最高のケミストリーが観られました!
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