「実写化という概念ではなかった!!」映画刀剣乱舞 しおりさんの映画レビュー(感想・評価)
実写化という概念ではなかった!!
映画冒頭から(特に長谷部が)もはや2205年から刀剣が本当に現代に顕現されたのかと思いました。
全員ビジュアル、声、仕草から立ち方までまるでゲームから飛び出したかの様でしたし、伏線回収も本当に見事!!
特に長谷部の方は本当に長谷部が顕現されたのかと目を見張るほど!!
正直今まで見てきた実写化は(口が悪いのですが)人気俳優、女優が大してアニメも見てないのが丸わかりな演技をしていたり、設定もこのアニメを原作にする必要ある?といったほど酷いものも多かったので正直期待していなかったのですが、これは価値観がひっくり返りました。
先程から書かせて頂いている長谷部役の役者さんは、ゲームを少しかじった程度では分からない長谷部の面倒くささや人間味、可愛らしさなど本当に深く掘り下げて下さっていました。
殺陣も圧し切るの名の如く上から下への刀の振りが見事!!
一つ一つの目の動き、所作、殺陣などから本当にこの「へし切長谷部」というキャラクラーを愛していただけたのが伝わってきて本当に嬉しかったです。
あれを見られただけで正直、見に行くのを辞めなくてよかったと思いました。
他の俳優さんも、キャラクターの個性が情報の少ない中でキチンと表現して頂けていて、流石だなぁと。
ただ、ここから少し批判的になってしまうのですが、最後に倶利伽羅江という新刀剣が出てきたのだけは少し引っ掛かりました。
役者さんの演技も1人ちょっと・・・という感じで、殺陣も仮面を被っていた時は良かったのに、外した途端残念な出来上がりに・・・
なにより、刀剣乱舞は別本丸として見ることが出来るのが大きなポイントのはずですが、それは刀剣の個体差、主、本丸のルールなどだけであって、新刀剣を出すと正直ゲームの根幹に関わってくるので...
なにより出すならあの殺陣のレベルについていける方が良かったです...
本当にかなり浮いていたのが本当に残念でした。