「退屈はしないかな」アントマン&ワスプ りこさんの映画レビュー(感想・評価)
退屈はしないかな
てきとーなネタバレありです。
大まかなストーリー。
主人公はキャプテンアメリカと共に戦ったシビルウォーの件の為に2年の軟禁を義務付けられていた。あと二日で軟禁は解除されるらしい。娘とスパイごっこをして段ボールで作ったアトラクションで遊んで居たりカラオケしたりして過ごす→博士やその娘であるヒロインとはスーツを持ち出し勝手に違法行為に使用した事で博士とヒロインまで警察に追われ縁切りされている→夢の中で知らない女の子とかくれんぼをし鏡を見ると自分が知らん人になってる。(ヒロインのママ)→ヒロインが迎えに来る。ラボでヒロインママが生きている可能性があり助けるために粒子世界へ行く→そのための部品を闇商人に買おうとするがトラブルになる→戦闘しているとリアル鬼ごっこで出てくる敵の白バージョンみたいな奴が現れる。物や攻撃をすり抜ける。→部品とラボを盗まれる→元泥棒仲間の防犯システム会社へ行ったり博士の元仲間に会いに行き情報を集める→敵の居場所を突き詰めるが捕獲される。敵の正体は女性で物を通り抜けるのはスーツの能力ではなく本人の能力との事。→博士の元部下の娘で首にされた父は独自で研究し失敗。居合わせた妻子を巻き込み子供だけ生き残ったが子供は触れられたり触れなかったりするゴーストになった→序盤で出て来た博士の元同僚黒人がその保護者で彼女を助けたいらしい。シールド本部は彼女を「助けてやる」と嘯き兵器をして利用。→細胞がバラバラになったり戻ったりする苦痛と不安を味わっているゴーストガールは焦っている様子。→博士の機転でその場を抜け出しラボを回収→森林へと逃げる。→闇の証人とゴーストが元泥棒仲間のお喋りが薬品を使われ自白した為に居場所を知られる。闇商人はFBIに居る裏繋がりの刑事へ通報→FBIは主人公の自宅へ向かうも急いで来た主人公が残っている→森林の二人は捕まった。→が蟻とスーツを使い侵入して二人を救出→その後、洋画あるあるカーレースと主人公とゴーストガールが戦闘しつつラボを取り戻し奥さんを救出。
主人公は軟禁から解放されましたよというお話。
まぁ、アベンジャーズとかと違いアントマンは特にスケールの狭い話なので同じような展開(ラボの取り合い)が繰り返されます。
エンディングの最後はインフィニティウォーのラストと同時刻になり粒子世界へ実験として乗り込んだ主人公を残し外側に居たヒロイン、博士、ママンが消え去る。よって主人公は粒子世界に孤独。
最後の最後は主人公の振りをしていた蟻がドラムを叩きまくり終わり。蟻は人間じゃないからね。無事だよね。
感想
前作もそうなのだが、アントマンがそこまで莫大な支持を得ないのはマーベル作品でもよく言えばファミリー向け、悪く言えば毒も薬も無い所である。まず映像が強烈ではない。前作はテロを防いだが今回は闇商人とゴーストガールとの戦いで映像としてもすり抜けるだけな奴と特殊能力も無い他力本願な商人との戦いであり銃撃戦や爆発、ビルを丸ごと破壊など他シリーズと比べて劣ってしまう。
とはいえ比べたらの話であり、ユーモアや大小のサイズを変え塩のはいった瓶が敵の道を巨大化して防いだり小さくなったワスプが台所で戦うシーンは見ものだ。ミニチュアになったりデカくなったりするカーレースも。
ストーリーで言うなればゴーストガールは完全な逆恨みである。
親父が危機管理無く危険な研究をし妻子をそこに連れて来ていた又は入れるようにしていたことは過失でしかない。とはいえ生きたい気持ちは否定できずシールドで兵器として利用されていた経験から荒んだことは無理も無い。だがどこか腑に落ちない。
闇商人も同じくだが、あの手の商売の人間が支払金をこちらが用意しているのにわざわざ面倒事を起こすのは制作側がただ敵にしたかっただけのような気がする。あとどれほどの権力かは知らんが本人出張り過ぎでは?部下にやらせろよと思う。
率直に言えばアントマンとワスプが活躍する為にわざわざ作られた敵のような気がする。と思いきや原作では全く違うキャラの様でそういう事だ。
最後に主人公を残し三人が消えたのは、粒子世界から主人公が活躍するのが確実でしょうね。どうやってコンタクト取るかは不明ですが・・アイアンマン居るし博士はトニーパパ(?なんいせよスターク一族の誰か)の同僚だからデータ解析するなり出来そうですからね。
蟻も活躍するのかな。