「☆☆☆★★★ このところ残業が続き、お疲れ気味の我が身体。 やっと...」旅するダンボール 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★ このところ残業が続き、お疲れ気味の我が身体。 やっと...
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このところ残業が続き、お疲れ気味の我が身体。
やっと訪れた休日に、「せめてゆっくりと映画の梯子を!」…と思うものの、なかなか自分の好みの作品とは出会えない。
今日の予定は4本も。正直言って「もう今日は良いかな〜」…とは思いつつ。普段はTOHOシネマズが多いのだけど、郊外型シネコンのイオンに来た手前。電車賃が掛かるだけに、生来の【勿体無い】意識が頭をもたげ。結果1日の最後にこの作品を選ぶ。
すると!今日1番自分にしっくりと来る作品となるのだから、本当に映画って不思議…と言うか!面白い。これだから映画を観るのが辞められ無いんでしょうなあ〜( ´Д`)
兎にも角にも。映画に登場する段ボールアーティストの、段ボールに対する《愛》が凄い( ´△`)
日々に於いて大量に消費されて行く商品や食物。その他、部品で有ったり詰め込まれているモノの数々。それらは主に段ボールによって積み上げられ、まとまって運ばれて行く。
毎日の仕事で溜まって行く使用済みの段ボールの後始末は、本当に厄介なモノで。これを処理するのは必要なのは知りつつも、どうしても後回しにしがち。
それだけに、この段ボールアーティストの存在には。頭を上からジャイアント馬場よろしく、脳天から竹割でもされたかの様な思いだった。
彼を知る人の誰もが、「他のことには興味か無い人」…と言うのには苦笑するしか無いものの。彼の取り組みが、将来的には大量消費によってもたらされる問題の、解決の糸口になる可能性すらあるのかもしれない。
今では、パソコン等をチャチャっと駆使する事で簡単に出来るデザイン1つだが。昔だと創り出す職人さん1人1人の想いや拘りが詰まっているのを実感出来る。
デザインした旦那さんを思い、「辛い5年間だった…」と語る奥さんに、ついつい胸が締め付けられてしまう。
ほっこりとさせて貰える良作でした。
明日から段ボールを見る眼が間違いなく変わりそうだ(u_u)
2019年1月20日 イオンシネマ市川妙典/スクリーン5