「棘の中にあるもの」棘の中にある奇跡 笠間の栗の木下家 気づいたら脚に青タンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0棘の中にあるもの

2018年3月17日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

難しい

幸せ

この作品は『地域の名産品』や『地域交流』だけではなく、現代社会の問題視されているようなものにも視点を向けられていました。
例えば『若者の地域離れ』や『様々な地域産業の衰退』があげられます。それをこの作品は三島大樹という存在をきっかけに上手く取り入れて優しくあたたかかな雰囲気に仕上げられていました。
渋谷有香が主人公ではありますが、彼女だけでなく、木下初恵、三島大樹、原口文也…それぞれのキャラクターがしっかりと活きていて、彼らの心にもつ棘の中にあるものがそれぞれに違うところもまた魅力で見所だと思います。
個人的にですが、土田拓海演じる原口文也というキャラクターですが、意外といい奴なので是非注目していただければと思います。

勿論ここに出てくる栗や料理はどれもとても美味しそうで、映画をみたあと実際にケーキをいただきましたがとても美味しかったです。
笠間市の魅力だけでなく家族の大切さや愛しさがぎゅっとつまった、また笠間に行きたくなる、そんな素敵な時間をすごせました。

そして私の心の中にある棘に守られた大切な何かに改めて気づかされたそんな作品でした。

気づいたら脚に青タン