ニュー・ミュータントのレビュー・感想・評価
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トラウマ顕現
"X‐MEN" シリーズ通算第13作。
Disney+で鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
X‐MENの出て来ないX‐MENは青春ホラー。とある施設に集められた若きミュータントたちを恐怖が襲いました。
ホラーと言いつつ怖さはあまり感じませんでしたが、施設から彼らが無事脱出出来るか、ハラハラしながら観ました。
[余談]
アニャ・テイラー=ジョイの存在感が出色。
ファンになりました。
新世代X-メンになるなら許すけどそうじゃないならどうなのか?って映画
このメンバーが後々新作X-メンシリーズの主要メンバーになるなら
まあ序章ということでいいか。。って思うけどそうでないなら作る必要はなかった。
エセックスコーポレーションとかいう謎の会社がバックに名前だけ出てきたのは
次世代X-メンを予感させると思うのだけどね。アニャテイラージョイも最近
ノリに乗ってるからありそうかな?しかしながら新作X-メンは作られる予定は無さそうだけど。
ま、それは置いておいて、
ミュータントを治療する施設だと思ったら実は悪の組織が運営する暗殺者組織だった、
とか設定がショボすぎて興ざめする。しかも、謎の怪奇現象はダニの持つ
超能力だったとか、捻りもなくそのまんまでびっくり!
絶対何か裏があってそれが襲ってきているかと思ってたのにまんまかよ!
青春ホラーとしてもなんの盛り上がりもないし、ミステリーもX-メンも
要素として薄い。何がしたかったんだろうねえ。
期待してたからガッカリした。
ダニの能力もつまんなくない?最強とか制御できないとか、、、
どれも嘘だよね。。。
ダニが主役だと思ってみてたけどイリアナが主役なの?
ただ今売れてるから名前が一番最初に出てくるだけだよね?
これぐらいなら劇場公開でなくてもいい。 ミュータントの能力が芽生え...
これぐらいなら劇場公開でなくてもいい。
ミュータントの能力が芽生えたときに、チャールズの学園に拾われなかった不幸な若者たち。
観点は興味深かったけど、仕上がりは大したことない。
詳細か粗くて、時々気になって。
スタッフが医者一人って。
時計台から見た景色には周りにたくさんの建物があった。
期待外れ。
アニヤ・テイラー=ジョイの魅力!のみ!
どことなく寄宿学校モノ、精神病棟モノといった感じの今作。X-MENシリーズのスピンオフということで、未熟な自らの能力をコントロールすることができず、バリアが張られた檻の中で実験台にされている様子がうかがえる。プロフェッサーXもマグニートーも出てこないし、どちらかといえばティーン向けのトワイライトサーガの雰囲気さえあった。
5人の若者がそれぞれどんな能力を持っているのかわからないところが惹きつけられる内容だった。傷だらけのサムだけは飛び回ってたのでわかりやすいが、イリアナは18人の男を殺したとか、ロベルトは皿洗いが趣味だとか、レインが狼に変身するくらいなもので、ダニエルに関しては未知数なのだ。
Dr.レイエスは組織から、ダニエルが危険だからと抹殺指令を受けるという意外な展開。いや、待って・・・まだどんな能力なのかわからないから・・・。
閉鎖された施設では童貞だとバカにされてるロベルトやレズビアンに走るレインとダニなど、どことなく甘酸っぱくもあり、ほろ苦くもあるジュブナイル要素も満載。さらに、超能力によって共闘するクライマックスも精神面がメインだった印象が残る。
まぁ、続編もあるだろうから、アニヤ・テイラー=ジョイだけを楽しみに待つしかないか。
やっと見れた
大人の事情やコロナ禍で4回ほど公開延期になってた。
青春+ホラーでありXメンの世界線ということで気になっていた本作。
やっと鑑賞出来た。
ストーリーは
主人公が街ごと「何か」に襲われ自分以外が犠牲になる。
気絶するも、とある施設で目が覚める。
ミュータントとして目覚めたばかりの、
能力を制御出来ない若者達が施設で監視されている。
主人公を受け入れる者、受け入れない者がいるけど少しずつお互いを知っていく。
そんな中、施設内で現実か悪夢かわからない不可解な出来事が起こっていく…
といった内容。
感想としては、
・イリアナの能力がすごくかっこいい
・男性陣の能力は派手なのに描写が地味で勿体ない!
・ホラーと銘打ってたけど怖くない(正直ホラー苦手なのでこれくらいでちょうど良かった。笑)
・感が良ければ主人公の能力はすぐ分かる。
簡単に言うとイットのペニーワイズ。
前評判であまり評価が高くなかった印象があり、
ハードルを下げて見たせいか割と楽しめた。笑
ミュータントの別の顔
怖いけど面白かった✨
主人公が謎の事故に巻き込まれて、街ごと吹き飛ばされるが目が覚めると、若いミュータントを保護する病院。
そこで他の4人のミュータントと1人の医者と一緒に過ごすことになる。
しかしそこは本当は、ミュータントの能力を武器として使うエセックスの施設だった。
最後のほうまで5人とも能力は不明だったけど、
主人公のダニの能力はトラウマを具現化するという恐ろしく強いもの。
マグニートとかトラウマ多いからすぐ負けそう😅
最後は医者を倒し、自身のトラウマも克服して、施設を脱出できてめでたしめでたし。
X-MENにホラー+青春映画を足したほんと面白い作品でした✨✨
2も是非やってほしいけど、今のところシリーズ化する気はないらしい😭
The one you feed. スピンオフ・ホラー・・・だけど何も怖くない
ディズニーの20世紀FOX買収劇からのコロナ禍で4回も劇場公開が延期となり、更に日本では劇場公開無しの配信スルーになってしまった本作。うーん、傑作かどうかと言えばそこまではないにせよ、x-men ファンとしてはやっぱり映画館で観たかったかなっと思います。でも、アメリカではコロナ禍で強引に公開したけど制作費を回収できないぐらいに大爆死だったっぽいんですよね~。何だか色々と不運です。
で、作品自体はホラーと言ってる割には全然怖くないんです。むしろ青春ムービーといった感じでしょうか?各キャラクターの抱えるトラウマの重さが半端ない💦同性愛が入ってきているのが今時っぽいのかなっと思ったのですが(原作でもダニとレインは親友・・・でも、同性愛者にされるとちょっと違う気も・・・)、まぁ良く考えればx-men は常にマイノリティを描いた物語ですしね。こちらが正しい姿勢なのかもしれません。
本作の見所はキャストでしょう。金髪で前髪パッツンのアニャ・テイラー=ジョイ。見た目からマジック/イリアナ・ラスプーチンに入りました。ヴィジュアルの再現度は高いです!原作ではマジックってメチャメチャ複雑な経歴なのですが(因みに他のx-menやデットプールに出てる銀色の力持ちコロッサスの妹!)、あんなにツンデレキャラだったかな?ソウルソードは純粋にカッコ良かったです。原作ではデーモン・ベアを真っ二つ‼️
その他海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズ、「ストレンジャー・シングス」のチャーリー・ヒートンと子役の頃から見ている子供達の映画進出は嬉しく思います。今後も頑張って欲しいものです。
尚、本作品の原作となっている「ニューミュータンツ:デーモン・ベア」は邦訳もされています。80年代でけっこう古い作品ですが、奇才と言われるビル・シンケビッチのアートが本当に素晴らしい✨コミックというよりアートと呼ぶ方がしっくりくる作品です。
さてさて、ディズニーに買収されて本格的に終了を迎えた20世紀FOX版x-men。でも、せっかくならこのままのキャストでMCUに合流してほしい‼️アニャ・テイラー=ジョイのマジックとか一作で終わらせるのはもったいないって‼️サイクとかすっ飛ばしてニューミュータンツから合流させよう。x-men のMCU への合流はまだまだ未確定ですけど、早めの参加を期待しています✨
若者たち(ミュータント)はトラウマ(買収)を乗り越え自由(別スタジオ)へ
大ヒット&人気アメコミシリーズ『X-MEN』のスピンオフ。これで通算13作目。
スピンオフはこれまでにも『ウルヴァリン』や『デッドプール』があったが、本作はガラリとまるで系統が違う…!
先住民居住区を“何か”が襲い、父親に助けられ、ただ一人生き残った少女、ダニ。“竜巻”だと説明を受けるが、間違いなく“何か”に襲われた。
ある施設に収容されたダニは、ミュータント。そこには他に、治療を行うDr.レイエスと、若い4人のミュータントが居て…。
やがてミュータントとして覚醒。5人で“ニューX-MEN”を結成。
シリーズ史上最大のスケール! 強大な巨悪に立ち向か…わない!?
これまでは超能力アクションは毎度の事、ゴールデン・ゲート・ブリッジを動かしたり、過去~現在~未来が“共演”したり、宇宙に進出したり、壮絶な最期を遂げたり、過激なバイオレンスにギャグと、大スケールやピンチ、強大巨悪な敵など、色んな意味で我々を楽しませるエンタメ要素を提供。これぞ、THEアメコミSFアクション!
しかし今回は何と、青春ホラータッチ!
施設に収容された5人の若者の友情やヒリヒリとした関係。
舞台もほとんどこの施設内。時折この施設内を徘徊する不気味な化け物、人影。怪事件。
ダニはまだ自分の能力を知らない。自分の能力、そして過去の記憶…。
施設とDr.レイエスの本当の目的とは…。
一応最後はアクションの見せ場も設け、アメコミSF×青春×サスペンス/ホラーといった、本当にこれまでとは全然違う『X-MEN』。
つまらなくはなかった。
でも、さすがに地味過ぎた。
前半は冗談抜きに若いミュータントたちの物語のみ。サスペンスタッチでもあったり、少々退屈でもあったり。
Dr.レイエスは過去のシリーズでも出てきたある研究所の回し者。ひょっとして彼女が今回のラスボス!?…と思ったが、その後ダニの“トラウマ”が登場。この○○ちゃんとの闘いが最後の一番の見せ場。
う~ん…。スピンオフとは言え、仮にもこれが『X-MEN』の新作か…。
これまでのようなSFアクション大作を期待すると間違いなく大火傷するだろう。
『X-MEN』とほぼ切り離し、完全に独立した作品にしたのは評価したい。作中に“X-MEN”という言葉も出てくるし、『LOGAN/ローガン』から若いミュータントと関わりあるワンシーンも挿入される。だけど、もうちょっとでいいからリンクネタを絡めてワクワクさせて欲しかった。
それは作品の内容以外でも表れた。
興行はコロナの煽りを受けたせいがあったとしても、シリーズ最低。
批評もシリーズ最低評価だった前作『ダーク・フェニックス』をさらに下回り。
日本では初めて劇場未公開。販売と配信のみ。(だったので、U-NEXTで見れた事はラッキ~)
ディズニーによるFOX買収で、事実上最終作。
何とも侘し過ぎる最後の『X-MEN』になってしまった…。
シリーズ最小スケールはキャスト面にも表れている。
登場人物も少なく、無論お馴染みの新旧メンバーも登場しない。
ネームバリューも低い若手たち。ほとんど初めまして。
でもその中でも、ダニを何かと敵視するイリアナ役のアニヤ・テイラー=ジョイはやはり若手注目株なだけあって個性放っていた。役柄的にも旨みあり、カッコいい見せ場もあり。
監督のジョシュ・ブーンは『クロニクル』でのSFセンスや『きっと、星のせいじゃない。』での青春演出が買われての人選だろうが…、
忘れてはいけない。以前にも同じアメコミ・チーム物で大コケした事を…。
当り外れの差が非常に激しい監督だが、勿論今回は…。
劇中の印象的だった台詞。(ちとうろ覚えだが)
ヒーローとして活躍するミュータントたちは自分の能力を制御する事が出来る。だが、覚醒し始めた彼らはそれが出来ない。その時が最も危険。
分からなくもない。周りに害を及ばさない為にも、自分自身の為にも。
しかし、このシリーズの一貫。差別や偏見。時には彼らの命が利用され、狙われる。
何も望んでミュータントとしてこの世に生を受けた訳ではない。不条理、望まぬ運命、宿命…。
ミュータントであっても、彼らもそれぞれ漲る生と若さ。
誰もそれを止められない。
過去の苦しみも、悲しみも、トラウマも。
乗り越えて。
自由の扉が開く…。
ラスト、ダニたちを閉じ込めていた透明のドームが消え、自由に。
向かった先は案外、某別スタジオだったりして。
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