「脚本と設定のまずさ・・・SF作品としては致命的」あした世界が終わるとしても やまちょう07さんの映画レビュー(感想・評価)
脚本と設定のまずさ・・・SF作品としては致命的
クリックして本文を読む
そもそも、この作品がメカアクションをスパイスとして効かせた恋愛ものくらいに仕上げていたら映像の素晴らしさも相まって及第点くらいはあげられたかもしれないのです。
しかしストーリー的な深みや神秘的要素を無理やり添加しようと「SFっぽい設定」にしたことで、作品自体を台無しにしてしまったとしか考えられません。
端的に言えばいま流行の「並行世界もの」なのですが一番驚いたのはその設定をナレーションで堂々と作品序盤で「説明しちゃってる」るんですよ。
正直呆気にとられてしまいました。少しでもSF要素に期待した自分の愚かさを呪いました。
しかし鑑賞者の理解度、年齢層を低く見積もった場合仕方ない演出なのかと考えていましたら、以降の設定の綻びやストーリー展開はもっと酷いもので(笑)、きちんと説明してくれただけまだマシだったことに後々気付くのです。
詳しくは書きませんが、ストーリーがところどころ破綻しているが、なんとなく鑑賞者に気付かれない様に押し切る感じといったら妥当でしょうか。
ハッピーエンドなのに読後感がスッキリしないのは久しぶりです。
コメントする