「まるで生きている人物表現。アニメの可能性を感じる。」あした世界が終わるとしても たくさんの映画レビュー(感想・評価)
まるで生きている人物表現。アニメの可能性を感じる。
正直、アニメーションの表現はデジタル
に移行しているとはいえ、2次元の置き換えにすぎないと高をくくっていた。前々から、CGアニメーションは気にはなってたが、食わず嫌いの事もあり敬遠してた。
この作品をみて、びっくりしたのは、人物が本当に生きているかのような表現力。しかも2次元で。体の動き、顔のゆれ、瞳の中の揺らめき、光と影。細部にわたり、2次元のではなしえなかった表現。
ストーリーは、高校生の男女の恋愛と思いきや、壮絶なバトルが繰り広げられる。情緒的でありながらも、三次元空間を感じる動的表現を組み合わせている点も意外性があった。個人的には、どちらかに寄せた方がいい気がしたが。
若者に人気の声優に加え、密かに水樹奈々や古谷徹を入れたりと、アニメーション好きの琴線に触れる隠し味もある。いま絶好調のあいみょんの音楽も全体を盛り上げる大きな要素。うーん、うまく仕込まれた感もあるが、作品を包み込む感じて納得。
いずれにしても、CGアニメーションの進化と可能性を感じたことは、事実。
アニメーション食わず嫌いの人にこそ、おすすめしたい。
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