「平成を締めくくるのに相応しい…のか?」平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
平成を締めくくるのに相応しい…のか?
平成ライダー劇場作は幾つか観た事はありますが、鑑賞した過去作が期待ほどではなかったと言うのが正直な所で、公開されていても足を運ぶ気が起きずでしたが今回は平成ライダー劇場版の集大成とあって、鑑賞しました。
で、感想はと言うと、思った程悪くはなかった。こんなものかと言えばこんなものだし、良かったかと言えば…な感じ。
そもそも子供を対象しているので、大人があ〜だこ〜だと言うのもなんなんだとは思いますが、仮面ライダークウガから約18年が経過している事を考えるとクウガをリアルタイムで見ていた人は立派な大人になってるので、子供は勿論の事、そんなクウガから見ていた世代達も納得の出来る作品であって欲しいと言う気持ちはあります。
ストーリーは割と良く練られてたと思います。
単純でもなく、物凄く小難しい訳でもない。
ツッコんだらキリが無いけど、今までの仮面ライダーの劇場版では中では良く出来てる方ではないかなと。
現行のジオウを確りと見ていなくても、把握はそれなりに出来るし、まとまってます。
公開されてから、良太郎役の佐藤健さんが出演している情報が解禁となりましたが、ちょっと必要以上に持ち上げて感はありますが、電王の登場したシーンはBGMも含めて、身震いがする程グッと来る物がありますね。
ただ、ジオウ、ビルド、電王以外はその他大勢になっていて、クライマックスで登場しても突散らかしてる感があってちょっとゲンナリ。
平成ライダーだけでも20人からいるので多少の突散らかりは仕方なくても、もう少し見せ場と言うか、登場する意義、期待感を示して欲しかったかなと。
全登場ライダーに意義を持たすのは難しくてももう少し、電王と同じぐらいにオリジナルキャストでなくても良いから何人かのライダーに見せ場と本筋に絡ませて欲しかったかな。
そう考えるとクウガと龍騎、ディケイド、ダブルは上手く活用出来たと思うし、特にディケイドは絡んで欲しかったですね。
そう考えると平成ライダー劇場版の集大成的なメモリアル作品とは個人的にはちょっと納得出来ない。
いろんな手法があって、いろんなやり方が考えられて、その中の1つの演出ではありますが、それぞれの平成ライダーに思い入れがあるから、その他大勢になってるライダーに登場する意義が薄い。今までもオールライダーで全てのライダーが登場する作品があるからこそ、集大成だけで出すだけの作品にはして欲しくなかったかな。
ジオウは現在進行系で進んでいる作品なので、あと数回は平成ライダーの劇場版は作られるとは思いますが、平成が終わるメモリアル作品の割には目新しさは無かったなぁ。
ちょっと辛めの評価ですが、期待してた部分があるだけにどうかな?と言う評価です。