「将来アメリカという国の歴史を研究する時に検証すべき映画」ワンダーウーマン 1984 sasさんの映画レビュー(感想・評価)
将来アメリカという国の歴史を研究する時に検証すべき映画
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スパイダーマンもスーパーマンも、ニンジャタートルも、はたまたバットマンまでアメリカンウェイを体現する魅力的なキャラはある中でワンダーウーマンは王道中の王道、さらには多くのアメリカ人の望んでいる古き良き(?)価値観が散りばめられてる。
印象に残ったのがアメリカの街の描写。これは監督の嗜虐的演出かもだが、現代2020年代の、閉店した店や殺風景な通り、また場所によってはゴミ溜めでジャンキー溢れるダウンタウンと違いアメリカも80年代には夢に溢れた"ちゃんとした"人の住むところだったんだね。少なくとも理想的には。
ワンダーウーマンもストイックで世界の平和を愛してるところはスーパーマンと同じだが、恋する男を天秤にかけ、男を捨てて世界を救うことを選択させられる演出は興味深い。まさに女神じゃないか。これからその女神的偶像が、どう変質する、もしくは変質しないのかを、ウォッチしていきたい。
Make America great again!が頭に鳴り響く
※お父さんと子供のくだりは省略
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