「少し不思議なヒーローもの」ワンダーウーマン 1984 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
少し不思議なヒーローもの
DCの女性キャラクターワンダーウーマンの続編。前作の舞台が第一次世界大戦のときだったが、本作は1984年。
服装とか身につけてるもの、音楽(パーティでフランキーゴーズトゥハリウッドがかかるとか)、冷戦という状況も84年という時代をうまく表現していた。やっぱり現代が舞台の方がいい。ただ、渋谷スクランブル交差点のTSUTAYAはまだなかったけど。
さてストーリーの方だが、不思議な力を持つ石が出てきて、触った人間が願ったことを叶えるというもの。叶える願いがなんでもいいからちょっと荒唐無稽に感じてしまう。自分が石になるって願うアイデアとか、どんどん規模が大きくなったりするあたりは、藤子F不二雄のSF(少し不思議)にありそうな展開。タイムトラベルものっぽいシーンもあったりして。そこらへんの世界観みたいなものが受け入れられないとキツいのかも。個人的には荒唐無稽さが逆に面白かった。
アクションは前作同様かなりかっこよくてかなり楽しめた(あの光るロープで雲や雷をどうやってつかむんだよ?というツッコミは置いておく)。前作の感想が今ひとつだったので、大して期待してなかったのもよかったのかも。
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