「あとには何も残らない。単なる願望の映像化です。寝ていて見ている夢ってのは、そういうものですよね。」ワンダーウーマン 1984 お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
あとには何も残らない。単なる願望の映像化です。寝ていて見ている夢ってのは、そういうものですよね。
もしも自分が自由に空を飛ぶことができ、強力な力を持っていて、悪いやつらをビシビシと罰することができたなら。
しかも自分がとびきりの美人だったなら。
こういう設定は、早い話が希望願望そのままなのかも知れません。
荒唐無稽な設定だけどストーリーはきちんと成立しており、人々の無意識下の願望を忠実に再現して魅せてくれており、2時間を楽しく過ごすことができる作品でした。
もちろん、あとには何も残らないけど。
娯楽作品なんてのは、それで十分ではないのかと思います。
誰が悪者なのかという観点も明確ですし、その悪者が「トランプ大統領」の若いころを彷彿とさせる点などにも、とりわけ米国では受けているのではないだろうかと思いました。
だいたいこの手の映画ってのは続編を作るための下準備を整えてあるわけで、ヒットすれば続編に進めるのでしょう。
今作では、ライバルの女の子が最後どうなったのかという点がアヤフヤのままで終わっているので、こういうあたりをフックにして続編が作られるのではないかと思います。
単なる夢との違いは、あとで気がつくとお財布が軽くなっている点ぐらいかな。
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