劇場公開日 2020年12月18日

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「1984年」ワンダーウーマン 1984 takaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.51984年

2020年12月18日
PCから投稿

ガル・ガドット演じるワンダーウーマンが初お披露目されたのは
「スーパーマンvsバットマン」で、後に単独作品「ワンダーウーマン」を経て「ジャスティス・リーグ」で再結集。

時系列が複雑で他のヒーローとの合流作品は現代。
単独作品では1作目が第一次大戦時の1910年代。
今作は80年代となる。

タイトルの1984年はディストピア作品で有名で
数回の映像作品も生み出したオーウェルの「1984年」があり、
本作のヴィランでもあるマックスがテレビという
メディアを通じて洗脳しようとする様がビッグブラザーを彷彿とさせる。

大筋は一作目の延長で戦争で失った恋人を思い続ける
ダイアナことワンダーウーマンの孤独さから物語は始まる。

歯車が動き出すのが、どんな願いもひとつだけ叶う宝石が見つかってから…
それぞれが求めるものを願い、ダイアナの願いは…。

物語の本懐は序盤の少女時代に諭される
真実は歪められないという部分。

時代を少し昔に置くというのはMCUの「キャプテン・マーベル」でも95年という時代設定を置いており、
ポケベルやWindows95が出て来たりと時代が分かりやすく描かれてたが、
「WW84」はそういった小技が薄く感じた。

また本作ラストに出るゴールドアーマーの活躍が
もっと欲しかったな、というところ。

全体的にはスクリーンのガドットを見れるだけで
本作の魅力の9割は回収できるので前作の方が良かったとかの意見は筋違いである。

ラストに出る伝説のアマゾネスはかつてTVシリーズの
初代ワンダーウーマンの方でした。

taka