「映画としては退屈」ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命 yuyuさんの映画レビュー(感想・評価)
映画としては退屈
街にとっては人が歩いているということが大切、というジェイコブスの都市についての考え方はとても面白い。
映画として考えると、正直退屈だった。
彼女自身の持つ魅力や、人を動かしていく巻き込み力みたいなものを観ている側にも伝わるように描くのは難しかったのだろうと思う。それが作り手の問題なのか、エピソード不足なのかはわからない。
それならば、当時の都市計画の問題とそれに対してジェイコブスが挙げた問題提起を紹介して、ジェイコブスを軸とした建築歴史ドキュメンタリーとして全体を構築した方が良かったのではないだろうか。その中でモーゼスとの対立も描けば面白いものに仕上がった気がする。
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