「3回目の劇場視聴です」ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー anjyuさんの映画レビュー(感想・評価)
3回目の劇場視聴です
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最初に見た時に感じたことは日本アニメ史上最高の傑作だと思いました。
過去のドラゴンボール作品を見ていた世代にこそ見て欲しい作品です。フリーザの恐怖、サイヤ人の屈辱、ブロリーの過去がうまい具合に描けていますが、ドラゴンボールを巡る戦いの中コミカルな動機で地球にやってきたフリーザは前半の恐怖の姿とは打って代わり子供にも楽しめる内容であると言えます。それでいてブロリー親子の復讐心や優しい心を利用される戦闘マシーンとしての描写は非常に重たい内容であるとも言えます。
島田敏さんにしか出来ないブロリーの複雑な心情表現は見ている人を涙させるだけの熱さがあります。バーダックとギネのシーンは野沢雅子さんと渡辺菜生子さんによる悟空とチチの夫婦生活のオマージュとなっており、千葉繁さん堀川りょうさん演じる幼少期のベジータとラディッツは無理あるだろ!と言わんばかりに会場に笑いが生まれていました。さらにドラゴンボールシリーズ初起用の水樹奈々さん、杉田智和さんという新たな声優陣への挑戦も伺い知ることが出来ます。
全体を通しても神作画と言わざるを得ない作画の中、全く情けない姿を見せないベジータ、カンフーアクション主体のバトルシーン作画もワクワクが止まりませんでした。
ドラゴンボール作品を見て涙が出てきたのは初めてです。感動と熱さと優しさに映画会場で泣いてしまいました。それでいて原作のギャグ漫画をも忘れていない素晴らしい演出の数々に1度だけでは足りない本当に良い作品に出会えたと思います。
ドラゴンボールが好きで本当に良かったです!
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