「1つで成り立ちがわかる」ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー 燐龍さんの映画レビュー(感想・評価)
1つで成り立ちがわかる
サイヤ人の歴史がこの映画1本で分かるのはすごい。旧作は本作を見ないと少し分かりにくい(経緯などが本作と繋がっている)映画だったのですが、今作はドラゴンボールではなく、ドラゴンボールの中の1つの物語として見ると楽しいです。原作及びスペシャルなど、ドラゴンボールの全作品を見てきたので、バーダックのフリーザに立ち向かう話が無しになってしまうのは悲しいですが、奥さんのギネと話してカカロットを地球へ送るという話になった時は家族の愛が描かれており、泣けました。そこで私はもう号泣しましたねwバーダックも好きなのでw
そして、戦闘シーンが沢山あったことに、見てるうちに楽しくなり、そしてテンポもよく、激しく、これは日本人だけでなく海外にもウケるな!と思いました。
ブロリーも、旧作のブロリーとは違って転生?ブロリーのような感じで、尚且つカカロットと同じで純粋な心を持ったサイヤ人という部分に良い設定だな。と思いました。また、パラガスが昔よりも少し極悪のように感じましたが、パラガスが思い通りにブロリーを戦闘兵器のように育ててもブロリーの中では「お父さん」というモノは変わらなく、なんて可哀想な子なんだ。抱きしめてあげたいってなりました。
フリーザがパラガスを殺した時、どんなに自分を物のように扱ってきたとしてもパラガスは「お父さん」なため、純粋に「お父さんが殺された!!」という悲しさで怒りが込上がり暴走したのも泣けました。
ただ、最後の締めがグッと来なかったですね…。最後にゴジータになったのであれば、最後の最後にソウルパニッシャーを撃ち込んでブロリーを浄化して欲しかった。そこが大きなマイナス点。ドラゴンボールでわざわざ移動させなくても、ソウルパニッシャーは邪念の塊であるジャネンバを浄化出来るほどの浄化っぷりなのだから、それで締めて欲しかった。
そして、今作は「家族の絆と愛」が題材かな?と思いました。